場の中で生きている
健康で充実した生活をしたいと思いながら、毎日生活しています。
面白いことに、この意識を持ち続けると、いろいろな習慣が身についてきました。(運動、読書、日記、このコラムなど)
また、お酒も飲みたいとは思わなくてなりました。暴飲暴食もしなくなり、食べ放題や飲み放題も利用することなく、主食の量も減ってきました。
偶然読んだ雑誌の中で、よい習慣についての記事を発見しました。
臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺さんが、「禅語に学ぶ」の中で「持戒安楽」と言う言葉を紹介されています。
私たちは、ネット時代になって知らず知らずのうちに監視システムの中に取り組まれている。監視の目をくぐり抜けることは困難だ。
結論は、「よく生きる」しかない。
「よく生きる」ことは、よい習慣を身につけることだ。
ブッダによる「シーラ」は、「戒」という漢字に訳されて、「いましめ」であり、禁止事項という意味合いが強いが、しつけや習慣という意味だ。
ブッダの示す五戒は、
1 命あるものをむやみに殺さないこと
2 人のものを盗み取ることをしないこと
3 道に逆らった愛欲を犯さないこと
4 嘘偽りを口にしないこと
5 酒に溺れて生業を怠ることをしないこと
であり、よい習慣を身につけると安穏に暮らすことを可能にし、さらに多くの功徳を生み出すものだ。
と書かれています。
「〜をしない」という五戒の表現を「〜をする」と表現した場合、
1 命を大事にする
2 人のものを大事にする
3 人の道を通る
4 真実(真理)を語る
5 生業に励む
を当てはめる事ができると思いました。
私の場合、
1は、「健康な身体作り」になります。
2は、「清浄」(自分の内外を清く磨くこと)の実践になります。
3は、道徳心を大切にした生き方になります。
4は、本質を追求する生き方になります。
5は、自分の使命を全うする事になります。
聖人君子ではないので、どれを取っても不十分ですが、目指している方向に間違いはないように思いました。
健康で充実した生活を目指す事は、よい習慣を身につける事にもなっている事がわかりました。
また、お酒を飲みたいとは思わなくなったのも、求めている生き方に合わなくなったと考える事ができます。
今の生活をますます充実させたくなりました。