後悔した時
小学校の中高学年の子どもたちを対象にまちづくりについての授業をする事になりました。
1ヶ月ほど前から、準備をしてきましたが、その中で気づいた事は、
「地域が好きだから、地域のためにできる事をする」
という事でした。
そして、子どもたちに「好きな地域のために何ができるのか。」を考える機会にしたいと思いました。
日頃から、地域からの刺激を受けていれば、意識する事はありますが、刺激がないとなかなか気づかないものです。
これは、大人でも同じです。
ある意味、地域は、空気のような存在ですから、なかなか実感できないと思います。
空気はなくなっては生きていけません。
でも、地域についてはそれほど大切なものだという意識はなく、地域がなくても生きていけると思っている人が、増えています。
しかし、私たちは、環境の影響を受けながら日々生活をしています。
それも、知らず知らずのうちに影響を受けています。
地域がなくても生きていけると考えている人は、環境の影響が、染みついていて、気づかないだけです。
・綺麗な地域⇔汚れた地域
・人と交流のある温かい地域⇔人と交流のない冷たい地域
・自然豊かな地域⇔自然が少ない地域
これらの特徴をもった住んでいる地域から、何らかの影響を受けながら生活しているのが私たちです。
そして、住んでいる地域から離れて初めて自分の生活する地域の特徴に気づく事になります。(震災で地域が一変した体験をされた方は、実感されると思います。)
自然の豊かさは、人の力で手に入れる事はなかなか難しいですが、綺麗な地域や人と交流のある地域は、自らの力で手に入れる事はできます。
住んでいる地域の特徴をつかんだ上で、
「地域のために何ができるのか。」・・・・・この事を考える事が、地域への愛着を生む事にもなります。
少しでも人のために尽くせる人が増えれば、もっと住みやすい地域になると思います。
子どもたちには、地域のためにできる事を考える事は難しいので、一番身近な「家庭」を取り上げ、家族のためにできる事はないかを考えながら、地域に広げられるように授業を進めたいと考えています。