続かない原因

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 健康ブームに合わせて、いろいろな運動を紹介する番組が、紹介されたり、YouTubeで、動画配信されてたりしています。
 短時間で、自宅で簡単にできる運動があり、始めようとしても、長続きせず、途中で、挫折することが時々あります。

 こんな時、「私には、根気強さがない。」「飽きっぽい。」「何もやっても長続きしない私」などと、自分を責めてしまう人がいます。
 
 脳の働きから考えると、これはとてももったいない事です。

 これでは、続かない自分のイメージを繰り返すため、その思い込みがあたかも事実のように脳に刷り込まれ、続けられる自分をイメージしにくくなってしまいます。

 続かない原因が必ずあります。ただその原因に気づいていないだけで、決して、続けられない自分ではありません。
 
 その原因に気づき、改善すれば、誰も続けられる自分になっていきます。

 その原因の1つが、目的、目標にあります。

 ただ、何となく「簡単だから」「面白そうだから」では、続けられません。
 これに目的や目標を付け加えることで、続けられやすくなります。
例えば、
 ・10キロ減量するために
 ・20歳の頃の服を着られるように
 ・少しの段差でも転ばない体にするために
など、努力した成果が、具体的にイメージできると、そのイメージが、続ける意欲につながります。

 目的、目標が明らかになっても、続ける意思が持続するかが、ポイントになります。
 これが、原因の2つ目の環境です。
 環境づくりが、継続の役に立ちます。

  人・・・支えてくれる、見守ってくれる。一緒にする仲間など
  物・・・継続に必要な物、記録に残すための物など
  場・・・活動する場所、活動する時間、活動する条件など

 これらが、揃っていても続かない場合に役立つのが、3つ目です。
 それは、感情のコントロールです。

  やる気を失わせる感情が、続ける意思の邪魔をします。
 この感情を上手く扱えると、続けられます。
 ここで役立つのが、思考です。感情が湧き上がる前に思考が働くので、この思考を上手く利用します。

 ・できたことにする
  回数を減らしてもやったことにする
  完璧にできなくても、大体でもOKにする  
  思い出してやってもやれば、よいことにする
 ・できそうにない時の代替を用意しておく
  もしできない時には、別の活動に変えたとしてもOKとする
 ・おまけを作る
  1日だけできなくても、次の日にできたらOKにする

 これでも続けられないとなると、最後の原因を考えます。
それが、4つ目のエネルギーの使い方です。
 感情のエネルギーが、継続を拒んでいると考え、その感情を揺さぶり行動に原因を探します。

 悪い習慣を取り除き、よい習慣を取り込むことになります。

 時間は、限られていますので、その時間をよい習慣に置き換えます。
例えば、
 ・ゲームやテレビ、遊びの時間を減らす
 ・隙間時間を活用する
 ・〜しながら、よい習慣をする  など

 欲張って、一度に沢山の習慣を身につけようとしてもできませんから、まず数を絞って挑戦してみてください。

 続ける自分がイメージできると思います。

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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