新しい世界のイメージ
統一地方選挙が終わり、新たなメンバーで、新しい社会を築く第一歩が歩み出しました。
社会を変えるためには、社会を動かすだけの大きな力が必要になります。
自然の流れで考えれば、社会を構成する人数が多くなれば大きくなるほど、社会が変化するのに多くの時間を要します。
5年10年先の社会をイメージしながら、社会の未来を託すのが、選挙ではないかと思います。
ある意味、長期的な視野に立って人を選ぶ事になります。
この長期的視野に立てない事が、投票率の低下になっているように思います。
変化の激しい時代に生きる私たちですから、目の前の出来事に振り回されて、短期的視野で見る事に慣れ親しんでいます。
直ぐに結果が出ない政治への関心が薄くなるのも仕方ない事かもしれません。
それならば、自分で変えられる社会で、自分の力を十分発揮しているかと言えば、なかなか力を発揮できないでいる人が多いように思います。
この原因も長期的視野に立てるかどうかで決まるように思います。
自分で変えられる社会の大きさは、人によって異なります。
私は、小さな社会から、次第に大きな社会に影響を与えるように成長していくように誰もが準備されているように思います。
その上で、長期的視野に立ち、地道に努力を重ねていく事が、自分の成長につながり、自分の力を発揮できる社会が広がるように思います。
短期的視野に立ってマイナスと捉えた事でも、長期的視野に立つとプラスになる事は、沢山見つける事ができます。
例えば、
・言葉かけ
短期的→辛い 苦しい 長期的→ありがたい、救われた
・仕事への取り組み
短期的→負担になる 長期的→信頼を得る、評価が上がる
・お金の使い方
短期的→損をした 長期的→徳を得た、他人の役に立った
・時間の使い方
短期的→無駄だ 長期的→学んだ、役に立った
・人との関わり
短期的→苦手、嫌い 長期的→学びを得た、役に立った
・家族との関わり
短期的→面倒、辛い 長期的→愛情や感謝になった
・物の扱い
短期的→手に入らない 長期的→無駄、不用に気づいた
夢をもちにくい時代と言われますが、夢は、目標についての長期的視野になります。
人生百年です。
長期的視野に立つ事なしに無駄な人生を送るのは、いかにも勿体ないと思います。
十年先、二十年先の自分をイメージすることが長期的視野になります。
視野を変えるのは、自分ですから、自由にイメージすることができます。
夢は、現状から考えるのではありません。現状とは別です。描いた夢が、現状を変えます。
夢をもって得られるプラスがあるのならば、夢をもつことは無駄ではありません。
どんな人生を歩むかは、長期的視野に立った自分が役立ちます。