思考を操る?

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 醸し時間(充実した1日を過ごすために今日する事を決める時間)を設けてから2か月程過ぎました。
 始めた頃は、意義ある、大切な取り組みだと取り組む意欲一杯で、1ヶ月程毎日続ける事ができましたが、当初の意識の強さがなくなってからは、3日程忘れている事もあり、思い出してはまた、書き始めると言う生活を繰り返していました。

 今回はちょっと長くなり、10日ほど続いています。

 今までは、必ず朝の決められた時間に書くだけ、その時間以外は書かないと決めていたので、状況によってはできない事がありました。
 その枠をゆるめ、気づいた時に書き込んで置く事もよいことにしたので、少し楽になり、前よりも続けられるようになったと思います。

 枠は、自分で決めるのですが、その枠はこれまでの自分の見方考え方が反映されています。それに固執しているとなかなか変化できず、感情が湧き上がり、自分を苦しめることにもなります。

 続けることに意味があり、枠に縛られることではないと考えて、柔軟に対応する事ができました。(「意思」が、顔を出しました。)

 これまでは、その時々の気分に流されて、「書く」「書かない」を決めていたように思います。

 言いかえると「思考」が「感情」に操られていたことになります。

今回は、違います。
 続けたがっている「意思」が、動き出しました。
「意思」が「思考」をうまく操った結果が現れているように感じます。

解決する方法を「思考」に要求し、それに「思考」が答えた結果が、枠に縛られない柔軟な対応だったと思います。

 そして、最近、この柔軟性を発揮しながら、「意思」が、「思考」を操っている事が増えてきたように思います。

・至らないところは、気になるが、よいところを生かそう。
・失敗は仕方がない。カバーできる事を見つけて動くしかない。
・何度も同じことを繰り返すには、それなりの理由があるから受け取ろう。
・なかなか動いてくれないけれども、誠実さを信じよう。
・嫌な気分になる事を伝えた方がよいかも知れない。

 「意思」が働くため、「感情」が動き出す前に立ち止まる事が少しずつ増えている感じです。

 多分、「思考」の理解が深まってきた事が、思考を操ることにつながっているように思います。

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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