「宝さがし」で行こう
3月のこの時期は、年度の切り替わりのため、忙しくなります。
この時期は、過去を振り返り、未来を創り出す大事な時期でもあります。
忙しさに追われて、この大切な時期を安易に過ごせば、未来に大きな痛手を作る事になります。
一つ一つの取り組みが、夢を実現するために十分な力を発揮しただろうか、見直す事になります。
特に、補助金をいただいている事業は、自分たちの願いだけでなく、補助金を出す側が応援する願いに沿った取り組みになっているのかを考える事になります。
一旦、受け取れば、こちらのものと、補助した側の思いを軽視する人もいます。
反対に、相手の意図を考え、誠実に対応する人もいます。
この考え方の違いは、活動への取り組みとなって現れます。
先日、補助金の会計報告の内容についての説明文書を見ました。
適正に補助金が使われているか、一目でわかるようにするための説明のように感じました。
適正に使われなければ、信頼関係を崩す事にもなりかねません。
期待に応えようと誠実に補助金を使っていれば、何の心配もありませんが、きっとそうでない使い方をしていて、それを防ぐためかもしれないと想像してしまいました。
以前、「使わないので、返金します。」と対応された団体がありました。思わぬ返金に驚いた記憶が蘇ってきました。
お金はないよりあった方がよいと思っていましたが、どうも使い方によっては、ない方がよい場合もありそうです。
自分で汗水流して稼いだお金については、大事に使いますが、そうでないお金は、なかなか大事に使えません。
大事につかってもらうための足かせが、必要かもしれません。説明資料はまさにその「足かせ」のようです。
このように考えると、お小遣いを子どもに渡す時も同じように思えてきました。
「お小遣いだから、自由につかっていいよ。」ではないように思いました。
「年齢も年齢だから、そろそろ、お小遣いをあげようかな。」
「金額は、いくらぐらいにしたらいいだろう。」
「毎日、毎週、毎月?いつ渡したらいいのだろう。」
などと考える時に、
「なぜ、お小遣いを子どもに渡そうと思うのか。」という子どもへの願いを明らかにしなければ、渡さない方がよかったと後悔する事になるかもしれません。
大事なお金を大事につかってもらうための足かせは、親の安心材料になるばかりでなく、子どもにとっては、親の信頼を得る大事な機会になります。
さて、どんな足かせが役立つのでしょう?
・お小遣い帳をつける
・使う前に使い道を話す。
・使ったことを伝える。
・使い方を限定する
など
我が子にあった足かせが、きっと見つかると思います。
この「足かせ」が見つかれば、お小遣いを通して、信頼関係を深めながら、お金の使い方を学ぶ機会になると思います。