広い視野でみる

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 コロナ禍の影響だけではなく、社会の著しい変化のため、広い視野で物事を考えることができなくなっているように思います。

 視野が狭いと、
・応用が効かないため、トラブルが多くなる。
・自分の立場に固執し、他人の立場が理解できないため、人と上手く関われない事が多くなる。
・見通しがもてないため、変化への対応が、場当たり的になる事が増える。

 社会全体に心の病いを抱える人が多くなり、引きこもりや不登校の問題が、大きく扱われるようになったのも、この「視野の狭さ」が原因のように映って見えます。

 視野が広がれば、視野の狭さから起きるさまざまな問題が解消されるように思います。

それでは、「どのようにすると視野が広がるのか。」を考えてみます。

まず、初めに
 「これまでに培ってきたため、視野の狭さをすぐに変えられるものではない。」と考え、「視野を広げる自分にする」という意思を高める機会と考えます。
 それは、「視野の狭さは、習慣となっている見方・考え方」ですから、じっくり繰り返し視野を広げる体験をする根気強さが必要だからです。

 その上で、

・人の生き方が書かれた本を読む
 自分のこれまでの生き方だけが、すべではないことに気づき、自分の生き方を見直し、修正する事に可能性を見出す事になります。

・物事のメリット・デメリットを考える
 物事には、必ず両面があり、一方だけで判断せず両面を考えて判断するようにします。両面を見るだけで、物事を客観視することができ、視野を広げる事ができます。

・立ち止まって自分を見つめる
 記録(日記)に残し、変化の可能性がある自分を見つけると、新たな挑戦をする自分を承認することができます。

 
・忙しさを理由にせず、「時間をうまく使えないか。」を考える
 時間の使い方を変えると、できる事が増えます。新たに挑戦する自分を後押しすることになります。


・睡眠や栄養を摂り、身体や心にエネルギーを与える
 十分な休養が、心の安定やゆとりを生みます。今の自分を大事にすると、変化を受け入れやすくなります。空っぽになった器になれば、器一杯分の水を入れる事と同じです。寝ている時が、エネルギーの補給になります。

 1つ1つを見ると、簡単に思えることですが、続ける事に価値があります。既にできているという方もいると思います。

 もし、トラブルやストレスを抱えているのであれば、この「視野の広さ」に焦点を当てて、自分自身を見つめ直してみる事をおすすめします。

 また、もし、続けられない自分がいても責める事なく、それが、今の自分ととらえ、承認します。

 そして、少しずつの変化を楽しむ事ができれば、必ず、視野を広げる事ができます。

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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