問題は、試練となって現れる
毎日続けている運動の中に「腕振り体操」があります。
この運動は、足を前後に開いて、歩くように腕を大きく振る運動です。
3分間を2回行います。この時「イチ、ニ」と腕の振りに合わせて声を出します。
いたって簡単ですが、これが単純すぎて始めた頃はとても3分間続ける事ができませんでした。
今は、それほど気にならなくなり、3分2セットできるようになりました。
これには、面白い実験の成果だと思っています。
実験1 「身体」
3分間「イチ、ニ」と腕の振りに合わせて声を出します。
実験2 「身体」+「感情」
3分間「イチ、ニ」と腕の振りに合わせて声を出しますが、この声を出す時、自分の気に入った歌に合わせ、歌うように「イチ、ニ」と声を出す。
実験3 「身体」+「感情」+「思考」
実験2に加えて、何か考え事をしながら、「イチ、ニ」と声を出す。
実験1は、腕振り体操を始めた頃でした。運動の仕方の説明に書いてある通りに行うとかなり3分が長く感じます。
これに歌を加えるだけで、かなり短く感じるようになります。
それに更に、考え事を加えると、さらに短く感じるようになります。
これは日常生活で、既に体験している事でしたが、あまり意識していませんでした。
・ボクシングの1ラウンドの試合時間は3分です。
戦っている3分間をじっと見続けるとかなり長くかかります。
・カップ麺にお湯を注ぎ、出来上がるまで待つ時間が3分です。
何もせず、じっと待っていると長い時間のように感じ方ます。
・3分間で難問を1題解く
これは、逆にとても短く感じます。
「身体」にとっての3分間 (見たり、聞いた、動いたりする)
「感情」にとっての3分間 (喜怒哀楽を味わう)
「思考」にとっての3分間 (考える)
同じ3分間でも、感じる長さが違います。
この事をうまく使うと単純なことで習慣化できないと諦めている運動でも続けられるようになるのではないかと思いました。
・好きな音楽を聴きながら、運動をする。
・好きな映像を観ながら、運動をする。
腕振り体操は、12週間何とか続いています。腕振り体操の効果はわかりませが、続ける事については、今のところ、不安がありません