場の中で生きている
冬休みとなり、朝からの子ども預かりが始まりました。
1日の生活を計画して過ごすことは、放課後だけの短い時間とは異なり、なかなか大変です。
放課後やっていた1つの活動を長くするだけでは、なかなかうまくいきません。
遊び1つとっても、同じ遊びを続けていると飽きてしまい、次に何をしてよいか決められず、困ってしまいます。
遊び道具はいろいろ用意してあるので、遊びのネタに困ることはないのですが、一緒に遊ぶとなると、別です。
互いの気持ちが揃わないと遊ぶことはできません。
子どもたちなりに、自分の考えを主張したり、譲り合ったりしながら一緒にできる遊びを探しています。
今日は、大縄を使い、仲良く楽しく遊ぶ時間を過ごす事ができました。
役割を交代しながら、不平不満なく遊んでいる姿を見る事ができました。
子どもたちの姿を見ながら、今、取り組もうとしている地域での活動をうまく軌道に乗せるための取り組みの秘訣が見つかりました。
・活動を自由に選択できること
・互いの考えを十分出し合う話し合いの場があること
・主張することや譲ることができるよいつながりがあること
・自分の役割を果たすことに積極的になっていること
・活動を楽しんでいること
そもそも、一緒に活動したいという気持ちを全員が持っていること
これらの視点から見直してみると、地域での活動の難しさが、改めて見えてきました。
・個々の生活があり、好きなだけ活動に時間を費やすことはできない。
・日々の生活の中で、一緒に活動する事が少なく、相互理解が十分できない。
・活動を自分の生活と結びつけにくい。(活動をしてもしなくても影響が少ないと考えやすい。)
・義務や責任感から参加する事が多く、活動を楽しむことにつなげにくい。
これだけ難しい状況があるにも関わらず、なぜ地域での活動をしようとしているのか・・・改めて自分を見つめて見ました。
人生百年時代に仕事から離れた先の人生を考えた時、身近に住む人と楽しく気兼ねなく過ごす事ができたらきっと幸せだろう。
そして、そんな地域であれば、誰が住んでも幸せになるに違いない。
そんな住みやすい地域を皆と一緒に築きたい。
目指す地域の姿への思いは明らかです。このためなら、自分の時間を費やす価値があると思っています。
そもそも一緒に活動したいと思っている・・・・・これが前提と考えると、まず同じ思いをもった仲間を増やす事から始めなければならないと思いました。
そして、自分の願いを明確に伝え、賛同を得る努力をしなければならないと強く思いました。