区切りをつける
長良川一斉清掃に参加しました。
堤防沿いを歩き、タバコの吸い殻、タバコのケース、ペットボトル、コーヒー缶などを拾いました。
歩道を歩いている時には、ほとんど見つけられませんでしたが、路側帯にたくさん見つかりました。
この事から考えると、車からのポイ捨てによるものだと考えられます。
車からポイ捨てをする時の気持ちを想像すると、自分の車を汚したくない気持ちがあるからではないでしょうか?
ここには、車の中と車の外に目に見えない境があります。
それは、自分の空間と公共の空間の境になります。
この区別は誰もが意識できます。
車からポイ捨てをしない人は、車の中と外には区別がありません。
公共の場だから汚してはいけないと考えてポイ捨てをしない訳ではなく、自分の出したゴミの始末のルールに「ポイ捨てがない」からだと思います。
ポイ捨てされたゴミの量は、以前と比べるとかなり少なくなっています。
これは、環境についての意識の高まりによるものだと思います。
「自分一人ぐらい、ルールを守らなくても影響はない。」と考えるか、
「自分一人でも、ルールを守ることが大きな影響になる。」と考えるかの違いになります。
言いかえると、ゴミ捨てのルールを守る事が、地球温暖化防止につながるという広い視野から自分の行動を見つめる事ができる人が増えたと考えることができます。
このように考える人は、日常生活のゴミステーションのゴミ出しルールを守る事も同様と考え、行動することができます。
広い視野で物事を考えて行動する事は、その場の状況に振り回される事がなく、常に安定した行動につながります。
(ポイ捨てをする人は視野が狭いと考えられます。)
ちなみに長良川一斉清掃は、「美しい水辺の長良川を後世に引き継ぐ」事を目的に行われています。
これもかなり広い視野になります。
この事業が24年も続いているのは、この広い視野から行われている事業だからだと思います。
広い視野で物事を捉えて行動することができれば、仕事でも、趣味でも、何でも、少々の辛い事には振り回されずにやり続けることができるように思います。
例
・この仕事は、家族(地域、日本、世界など)を支える大事な仕事
・この活動は、人と人(家族、地域、日本、世界など)をつなぐ大事な活動
・この取り組みは、家族(地域、日本、世界など)に与える大事な取り組み
自分の意識が自分を育ててくれます。
タバコの吸い殻を拾いながら、こんなことを考えました。