身体の話を聞く

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 私は、毎朝ヨーグルトを食べています。
 ヨーグルトの中には、果物の他に、きな粉、ハチミツ、おからパウダー、グラノーラを加えています。
 今朝、新聞を読みながら、
「あれ、おかしい。いつもと違う感じ。」
と思って、ヨーグルトを覗いてみると、グラノーラを入れ忘れていた事に気付きました。(目の前にグラノーラの入れ物があるにも関わらず。)
 今朝は、妻と会話をしながら入れていたので、つい入れ忘れてしまいました。
 習慣化しているため、口の中の感覚が、教えてくれたのです。

 この事から、1つの行動が習慣化しているというのは、身体の部位が、協力し合う事だと気づきました。

 身体の部位が協力し合っているために変化に敏感に反応して「いつもと違う」と言うサインを出してくれるのです。

 思い返せば、部位が協力し合っている事を日常生活で簡単に見つける事ができます。
例えば、
・服のボタンをかけ間違えた時
・靴を左右履き間違えた時
・服の前後を間違えた時
などです。

 言い換えると、何気ない行動に違和感を感じる時は、いつもと違う行動をしていることがわかるということです。

 忙しく動いていて、つい歯磨きを忘れた時も、口の中の嫌な感じとなって「歯磨きをしていないよ。」とサインを送ってくれるます。

 「習慣化している時は、身体の部位が協力している」

 つまり、身体の反応に敏感になる事が、習慣を壊さない秘訣のように感じました。


 最近、子どもの睡眠不足が話題になっています。子どもに限らず大人も同様です。

 早寝早起きの習慣を身につけるためには、この身体の反応を利用するとよい気がします。
 「眠気」は、わかりやすい身体の反応です。

 「楽しいから」「〜しなければならないから。」などと、感情的になったり、義務感や責任感や願いが、強く働いたりするために、この「眠気」(「もう寝ようよ。」)という身体の反応を軽視しているように思います。
 健康的な身体があって成り立つ私たちの生活です。

「身体の話を聞く」・・・を大切にした生活を送りたいと思いました。

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須田敏男
専門家

須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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