伝えることの難しさ
昨日、トンネルの貫通式に参加しました。
国が行った事業のため、国会議員、県議、市議、市長の参加もあり、盛大に行われました。
その中で施工業者からトンネル工事の報告があり、長期間、難工事を現場の方々の力で乗り越えられた事を知りました。コロナ禍も重なり、その対策を万全にしながら、安全第一に進められたご苦労に頭が下がります。
そして、東海環状道最長5キロ程の長いトンネル工事が、東西の2方向から掘削が行われ、誤差数ミリで、貫通したことを知りました。
大きな穴を数ミリの誤差でつなぐ技術の凄さに驚きます。
手掘りの時代から考えると信じられない進化を遂げています。
先人から受け継いだ知恵を後世に伝えながら、多くの人々の力を得て、大自然に立ち向かう人間の凄さを改めて感じることができました。
同時に、自然界の中で、唯一自然を意図的に変える力を得た私たち人間は、何のためにこの力を使う事を任されているのだろうと思いました。
そして、大きなトンネルを見、自然豊かな山を見て、
戦争をしている場合ではない。
人間だけが生きているわけではない。
地球規模、そして、時代を越える長くて、広い視野をもって生きなければ
・・・・などと思案しました。
現実の世界から、一旦離れたほんの僅かな時間でしたが、大きな力を頂いた気分です。
同じ場に居続けると、視野が広がらないように感じます。
新しい力を得るためには、場を変えることも有効のようです。