後悔は、後に役立つ?

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 「感情のコントロールは、なかなかむずかしい」と感じる事は、ありませんか?

 感情的になって、言ったり、したりしてしまって、

 「あんな事を言わなければよかった。」
 「こんな事を続けていたらダメになる。」

 と、後悔する事になります。

 私も、「もっと冷静に対応すればよかった。」「目の前の事だけしか考えていなかった。」などと後悔し、「感情のコントロールがなかなかできない」「感情をうまくコントロールしたい」と思っている一人です。

 後悔した後、以前は、同じ事を繰り返す感情的な自分を責める事がありました。
 
 最近は、
「感情的になるのは、仕方がない。」
「感情的になったから、うまくいったこともあった。」
「この自分だったから、今日まで生きて来れた。」
などと、考えるようになり、自分を責めなくなりました。

 感情的になる自分を認めた上で、後悔した事を見つめ直します。

 後悔した言動の裏には、どんな思いがあったのだろうと、探ります。

 このくらいなら大丈夫だ。
 私は間違っていない。
 これしか方法がない。
 相手に問題がある。

出来事によって思いは、異なりますが、
「この思いが、感情を引き出すきっかけになっている」
と考えて、それぞれを疑う問いを用意し、自問自答します。

 本当に大丈夫なのか?
 間違えることはないか?
 他の方法を探してみたか?
 自分には問題はないのか?

 感情が湧き上がる前に、自分の思いを疑う事で、少しずつですが、感情的な言動が、少なくなってきたように感じています。

 このような振り返りができるのは、後悔した時しかありません。

「後悔が役に立つ」と考えること、前向きになり、少しやる気が湧いてきます。

 成長するために無駄な体験はないと考えるようになってきました。

 失敗を繰り返しながら、地道にこの取り組みを続けたいと思っています。

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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