一緒に仕事をする事

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 他人と一緒に仕事を進めるよりも、一人で仕事を進める事の方が、楽に仕事を進められると思う事がよくあります。

 一緒に仕事をするときには、必ずミスコミュニケーションが発生します。(これを避けたい気持ちがあるから一緒に仕事を進める事に抵抗を感じます。)

 いくら丁寧に伝えても、話し手のことばを受け取っても、理解は、聞き手の言葉の理解に委ねられているためにミスコミュニケーションが起きます。
 
 例えば、「お茶を飲む」と言っても、人それぞれイメージが異なります。
 ・喫茶店で、温かい紅茶を読書している姿
 ・職場で仕事をしながらペットボトルのお茶を飲んでいる姿
 ・家族と団欒を楽しみながら、湯呑みのお茶を飲む姿
 ・点てていただいたお茶を味わいながら飲む姿
 などいろいろです。

たとえ、相手が「わかった。」とうなずいたとしても、自分がイメージした通りに、相手もイメージしているとは限りません。

 でも、私たちは、自分がイメージしたように相手もイメージしていると思いながら、コミュニケーションをしてしまいます。

 10人いれば10通りのイメージの仕方があります。

その10通りに合わせたコミュニケーションをとる事はかなり難しいと思います。

 ここは、開き直り、
・ミスコミュニケーションは起きて当たり前と捉える
・ミスコミュニケーションが起きた時、責めるのではなく、何故伝わらないか、原因を探るように努める
・相手は責めるために目の前に現れているのではなく、自分の能力を高めてくれるために現れていてくれる

などと考えれば、多少なりとも平静さを保つ事ができます。

 それでも、出来るだけミスコミュニケーションは、少なくした方がよいと思います。
 ミスコミュニケーションを少なくするとストレスが少なくて済むので、コミュニケーションを取るときに次の事を取り入れてはいかがでしょう。

 ・相手の捉えたイメージを確認する
  (受け取ったイメージを話してもらう。わかったかどうか質問する)
 ・できる限り行動しやすい言葉を選んで、話す(説明する)
 ・相手の質問には、焦らず、慌てず丁寧に説明する

 一緒に仕事ができる事を避けるのではなく、自分を生かす場が増えたととらえ、鍛えてもらえる場を与えられた事への感謝の気持ちを込めて、一緒に仕事に励みたいと思います。

 これは一所懸命に通じると思いました。
(自分の仕事の場や地位を命懸けで守る姿が私の脳裏に浮かびます。)

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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