忘れる事
もしもあなたが、
「変化の激しい時代を生き抜く上で、大切にしたい事は何ですか?」
と、質問を受けたら何と答えますか?
私は、「自分らしさを大切にすること」を一番に答えたいと思います。
私は、従来の対応では通用しにくくなるのが、変化の激しい時代の特徴だと思います。
変化の激しい時代では、変化に対応するために新たな取り組みをしなければならないことが多くなり、時代に振り回されて生きている感じがします。
時代に振り回される状態では、目の前に現れる物事に対応する事に精一杯で視野が狭くなり、自分を見失ってしまいます。
自分らしく出来事に対応するという構えを作ることにすれば、
「これは、自分らしい取り組みだろうか?」
「これでは、自分らしくないな。」
「自分らしさを生かすためには、どうすればよいだろうか?」
などと、自分らしさを常に意識することになり、常にここに帰ってくるので、振り回されることが少なくなります。
まるで、強い風にも耐え得ながら、枝を揺らす柳のようです。
これは、時代の風に揺られながらも決して倒れない粘り強さを持った自分です。
自分らしさは、行動に現れます。
「あの人は、誠実な人だ。」
「あの人は、発想がいい。」
「あの人は、どんな時でも笑顔を忘れない。」
「あの人からは、奉仕の気持ちが伝わってくる。」 など
と、他人を見ることがありますが、これが、自分らしさを明らかにするヒントになります。
他人のことがわかっても、自分のこととなるとなかなか見えないのが、私たちです。
「自分らしさって何だろう。」と自問自答するところから始まるかもしれません。
先程、自分らしさは、行動に出ると言いましたが、行動した後に感情が現れることがあります。
例えば、「やってよかった。」と喜んだり、「しまった。こうすればよかった。」と悔やんだりすることがあります。
この中に自分らしさが隠れています。
これらを毎日記録に残し、書かれた内容を俯瞰して眺めてみます。
きっと自分らしさが見つかると思います。
自分らしさが見つかれば、柳のように物事に対応することができます。
自分らしさを大切にし、激しい時代を一緒に乗り越えたいと思います。