自分と感情を切り離す

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

感情のコントロールが難しいとよく言われます。
それはなぜでしょう?

 例えば、他人に問題点を指摘されたときにイラッとした時を考えてみます。

 初めに他人の発する言葉を受け取ります。
 そして、受け取った言葉を頭の中で、整理し、自分にとってどんな意味があるのか判断します。
 次にその判断に合った感情が沸々と湧き上がってきます。
 (これが今回は、イラッという事になります。)

 これが瞬時に自動的に行われるので、コントロールする暇がありません。

 私たちは、常に外からの刺激に反応して生きていると考えた方が良いと思います。

 ですから、感情をコントロールする事は、普段の状態では無理だと考えた方がよいでしょう。

 それならば、どうすればよいのでしょう。

 感情で動く自分を客観的に見ることができれば、コントロールが、可能になります。

 「感情で動く自分は、自分ではない。」と、意識的に感情的に動く自分を客観的に見ている自分を作り出します。

 つまり、着ぐるみを脱ぐように、感情で動く自分を脇に置いて、そこから離れて、感情的に動く自分を眺めます。
 
 感情的に動いてしまった体験をするたびにこれをやってみます。

 繰り返し行う事で、次第に離れて自分を見る姿勢が、身につきます。

そして、ある時、「今、私は怒っているんだ。」と怒っている自分に気づく事ができます。

 この状態になれば、感情をコントロールできる自分になります。

怒り続けるか、怒るのをやめるのか、選択する事ができます。
この選択できる状態が、感情のコントロールができる状態です。


それまでは、失敗の連続です。

 でも、あきらめないで続ける事で、必ず感情をコントロールできる自分になります。
 
 

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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