批判する暇はない
子ども庁創設に総理大臣が強い決意で取り組むとの報道がありました。
子どもに関わる問題を大事にすることは、とても大切なことであり、スムーズに取り組めるための組織の見直しを
することはとても重要だと思います。
しかし、組織を変えても、その組織にかかわる人々の思いや考えによってかなり左右されます。
起きた(起きるであろう)問題を解決するための仕組みではなく、問題が起きないようにする仕組みが重要だと思います。
つまり、子どもを育てるための考え方・・・家庭教育、学校教育が重要になります。
学校教育はかなり充実していますが、家庭教育については、それぞれの家庭にはそれぞれの考え方があるので、大変難しい問題で、扱いにくいとは思います。
また、働き方が変わり、家庭で過ごす時間が多くなる時代に合った家庭教育を目指さなければ、弱い立場にいる子どもが犠牲になる恐れがあります。
現在は、子どもを育てる場としての家庭という考え方に立っての家庭教育がなされていますが、それだけでは時代に合わなくなっているように思います。
子どもがいる、いないに関わらず、家庭そのものを考える家庭教育に焦点を当てないと、離婚が増え、家庭が成り立たなくなるように思います。
(離婚は、子どもが犠牲になる典型的な姿だと思います。親一人で子育てをすることは、理想の姿ではないと思います。)
家庭で起きる様々な問題を個人の問題としてとらえるのではなく、社会が生み出した問題ととらえ、その問題と向き合う家庭教育が必要ではないかと思います。
子育てを前提にした家庭教育ではなく、家族関係や家族の在り方などを扱う家庭教育が重要だと思います。
つまり、子育てと切り離し、社会全体で、家庭を見守り、育てる仕組みが今必要ではないでしょうか。(社会からの家庭の孤立化、孤独化を防ぐ)、