コラム
森会長の発言は、女性理事4割実現の後押し?
2021年2月10日
森会長の「女性が入っている理事会は時間がかかる」とおっしゃった発言に、多くの方が反応し、多くの時間を割いて、ワイドショーで話題になっています。また、国会でも議論になるほどです。
私は、公人として、この発言はよくない発言だと思います。
でも、この一言だけで、「森会長は、女性蔑視をする人だ。」と判断できるほど、森会長を理解をしているとは思いません。
発言=人ではありません。
(公人に求めることはわかりますが、誰もが完璧ではありません。失言はあると思います。)
私は、これまでの森会長が会長として、どのような力をもち、どのように働きかけて来られたのかよく知りません。
組織がどのような構造になっているのかも知りません。
森会長の発言がどの程度、JOCに影響を与えるものかわかりません。
記者のインタビューでのJOC山下泰裕会長の発言からも聞き流す程度の受け止め方をされていることがわかります。
ただ、この話題が世論になったことが、重要だと思います。
これは、女性の社会進出への世論の高まりが、このような動きになったと思います。
女性蔑視の傾向は、まだまだ社会の様々な場所にあります。自分の置かれた場にその問題はないかを考える機会になったのではないでしょうか。
その意味から考えると、森会長の発言は、世間を味方にした、女性理事4割を後押しする役割を担ったことになったのではないでしょうか。
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