習慣の裏に何がある?
私たちは、身の回りに起きる出来事に刺激を受け、反応しています。
そして、喜んだり、悲しんだり、苦しんだり、感情を湧き上がらせます。
でも、人によって、感情の現れ方が違います。
当然生まれ持った性格の違いもありますが、これまでの体験・経験によって磨かれた
見方・考え方・感じ方によるところが大きいようです。
ストレスを感じやすい人と感じにくい人がいるのも同じ理由です。
そして、自らの意思で、喜んだり、悲しんだりするというよりも、刺激に反応していると言った方がよいでしょう。
つまり、過去に作られた自分が、出来事という刺激に自動的に反応して、感情を湧きあがらせています。
これは、まるで、出来事に反応するロボットのようです。
(同じような刺激があれば、同じように反応します。)
自分らしく生きるということは、刺激への反応ではなく、自らの意思で生きることではないでしょうか。
ストレスは、過去に作られた自分が出来事という刺激に反応して生まれているだけで、今の自分が決めた反応ではありません。過去の自分に揺り動かされただけです。
今を生きるには、自らの意思を働かせることになります。
ストレスを感じた時、どんな過去の自分が感じさせているのだろう。
出来事とどのように向き合えば、今の自分らしくなるのだろう。
と、自分の内側を眺めてみます。
つまり、ストレスを感じた出来事への反応を自分の外から眺め、今の自分らしく対応できる可能性があるのか、それとも過去の自分の反応に従うのか、冷静に見極めることができれば、ストレスへの見方が変わってきます。
見方が変われば、感じ方も変わります。
(ただし、ここで一番問題になるのは、自分らしさです。本当の自分らしさって何?刺激に反応している自分ではありません。)
私たちは、原因を自分の外に作ろうとします。それは自分を守るために脳がそのように働くからです。
でも、本当は、自分の中に原因があります。過去に縛られている自分が原因を作り出しています。
また、コロナ禍では、今まで以上に自分の外側に原因を作りやすくなっています。
(お金がない、働く環境を変えられた、人と関わりが少なくなった等)
出来事を変えることはできません。でも、その出来事のとらえ方は自分次第です。
新しいチャンスととらえれば、自分を新しい世界を作り出す主人公にします。
悲観的な事態ととらえれば、自分を悲劇の主人公にします。
あなたはどちらの自分を創り上げるのでしょう。
ただし、新しい自分を自らの意思で選んでも、古い昔の自分に魅力を感じている脳の抵抗に会いますから、それに負けない強い意思が必要になります。
誰もが、弱い自分を知っています。
それなら、変えることは、無理?
いいえ、心配はいりません。
人に支えてもらえば、意思は強くなっていきます。
意思を話したり、書いたりしながら、人に知らせることができます。
すると、その意思を支えようと動いてくれる人が必ず現れます。
あなたの意思に響き、反応する人が必ずいます。
まずは、どう生きるか、決めることから始まります。
さて、あなたは、コロナ禍をどう生きますか?