できない理由は作らない
コロナ禍では、在宅での生活が多くなり、女性の自殺が増えたとの報道がありました。
ストレスを解消する機会が少なくなったことも原因の一つだそうです。
家庭の中でも弱い立場になりやすい
他人との会話が減り、孤独感を感じやすい
ストレスを解消しづらい状況に置かれているためにこのような事態になっていると考えられます。
あなたの中にいるある一人のあなたが悲鳴をあげています。
一般にストレスへの対処として次のような取り組みが考えられます。
① ストレス発生の要因を避ける
② 要因への思い込みを変える (辛い、苦しい→よい機会、必ずもしなくてよい、+面を探す)
③ 興奮を抑える
気持ちを静めるリラクセーション(漸進的筋弛緩法、自律訓練法、ヨガ、アロマセラピー、瞑想など)
身体的興奮を鎮める(有酸素運動(ウォーキング、サイクリング、ジョギング)
この時、適切な対処になっているかどうかを見極めることが重要です。
冷静に自分を眺めるあなたが、悲鳴をあげているあなたを見てあげてください。
・問題解決に焦点を当てる場合は、①や②を行う
・体の状態(感情や感覚)に焦点を当てる場合は、③を行う
「適切な対処をしていますか?」と訊ねてみてください。
ストレス解消のために、適度なお酒は有効ですが、依存症にならないか心配です。
また、買い物をしたり、お菓子をたくさん食べたりして気を紛らわせる方法もあると思いますが、二次的な問題が出ては、余計にストレスが増えます。
ストレスをうまく解消する方法を身につけ、自分を労わっていただきたいものです。
「死にたい」「やる気が出ない。」などの気持ちがある(心が病んでいる)時は、早めに専門医(心療内科)や相談窓口(例、いのちと暮らしの相談ナビ(http://lifelink-db.org/common/)に助けを求めるとよいと思います。一人で抱えるには、問題が大きすぎて、限界があります。
「助けてもらおうよ。」と悲鳴を上げているあなたに訴えてみてください。