無意識を操る
パワハラ、暴力、虐待・・・この言葉を目にしない日はありません。
そして、コロナ禍で、増加しているとよく言われます。
ストレスが原因だとも言われます。
ストレスを解消するためならば、他にも方法があります。
それにも関わらず、力に頼ってストレスを解消するのはなぜでしょう?
もし、ストレスが原因であるならば、暴力を受ける側はたまりません。
暴力を受け入れてくれる相手になっていてくれるから、ストレス解消できることに感謝しなければなりません。
早く他の方法を見つけ出さなければ大切な人を失うことになります。
安近短・・・・昔、よく聞いた言葉です。
ストレス解消のための暴力はまさにこの「安近短」です。
「安」・・・・お金をかけずにストレスを解消することができます。
「近」・・・・身近にいてくれるので、いつでもすぐにストレスを解消することができます。
「短」・・・・高ぶった感情を短時間で鎮めることができます。
すぐに暴力を振るうわけではありません。何か暴力を振いたくなる要因があって、結果として暴力に頼ってしまいます
つまり、その要因(ストレス要因・・・・ストレッサー)に反応したことになります。(ストレス反応)
要因がある限り、必ず反応しますから、暴力を繰り返すことになります。
要因をなくすことはできません。
ですから、反応を変えるしかありません。
でも、この反応は、今身につけたものではありません。
幼い頃からストレス解消の方法として培ったものです。
幼い頃は、未熟だったため、暴力を振るわない選択肢を見つけることができなかったと思います。
そして、「暴力を振るい、ストレスを解消する」・・・これを繰り返し、強化してきたから、今、暴力を振るってしまいます。
昔の未熟な自分が、暴力を振るわせているのです。
でも、今は違います。心も体も成長し、大人になっています。
他の選択肢を探し、実行できるだけの能力を身につけています。
幼い頃の自分から大人の自分に変わりチャンスが目の前にあります。
いつまでも未熟なあなたを続けるあなたではありません。
大切な人を失ってまで、暴力を続けるほど未熟なあなたではありません。
「安近短」・・・・他にはないか?探しましょう。
「呼吸法」や「漸進的筋弛緩(ぜんしんてききんしかん)法」はいかがでしょう?
「安」・・・・やり方は、ネットでも手に入り、無料です。
「近」・・・・いつでも、どこでもできます。
「短」・・・・時間をかけることなく、短時間で気持ちを切り替えることができます。
すぐに身につくとは思いませんが、大人になった自分です。
繰り返し練習することで、必ずできるようになります。
暴力を振るってしまった時、
「アッ、暴力を振るってしまった。」・・・・「未熟な子どもの自分が出ちゃった」「ごめんね。早く大人の自分になるからね。」
と言えるようになれば、一歩前進です。
新しい「安近短」は、必ず身に付きます。自分次第です。