言葉を選ぶ
私たちは、いろいろな顔を持っています。
私自身、親、子ども、祖父、夫の顔、地域での顔、職場での顔・・・・・
きっと、あなたにもいろいろな顔があると思います。
私たちは、あたかも別人のように性格もその顔に合わせて生きています。
私たちは、様々な場で自分を生かすために、いろいろな顔を作り出しています。服装を着替えるように自分の顔も変わります。
どれも自分です。変化することができる自分です。そして、大切な自分です。
先日、テレビを見ていると、「あんなに優しい人が、なぜ犯罪を?」などと、報道番組でご近所の方のコメントで聞くことがありました。
場によっても、心の状態によっても、顔が違っています。
人には見せたくない顔を持っているかもしれません。
その顔を知らないから、このようなコメントになるのだろうと思います。
ところで、あなたが、お子さんと関わるときには、どんな顔が現れているのでしょう?
当然親としての顔ですが、一つの顔だけではありません。いろいろな顔が登場します。
教師の顔になったり、看護師の顔になったり、占い師の顔になったりとお子さんの状態に合わせて、忙しく顔を変えているのではないでしょうか。
お子さんが一番好きな顔はどんな顔なのでしょう。
また、どんな顔を一番お子さんに見てもらいたいのでしょう。
あなたは、お子さんにとって、一番大切な人です。そして、生まれてきて一番身近な存在で、生きる見本となるあなたです。ですから、あなたの真似をしたくなるのがお子さんです。
あなたの状態がそのままお子さんの状態にもなります。
あなた次第で、どのようにでも変わるのがお子さんです。
笑顔一杯の素敵な顔をお子さんに見せてあげてください。