離婚しますか?
私たちは、いろいろな場面で感情が沸き上がります。
梅干しを見ただけで、口の中に唾液が出てくるように、刺激に対して反応します。
怒ったり、悲しんだり、喜んだり、様々な感情が出来事が刺激となって沸き上がります。
この感情の沸き上がり方は、人それぞれです。
時間厳守の人は、時間を守らない場面に出会うと守らない相手に一言いいたくなるかもしれません。
きれい好きな人は、部屋が乱れていても平気な人に出会うと腹が立つかもしれません。
時間厳守やきれい好きなどの価値観は、今作られたものではありません。あなたの幼いころの体験が元になっています。
長年使い続けているため、強化され、頑丈になっています。
あなたを守る鎧のようなものです。
刺激に対してすぐに反応するようになっているので、感情が沸き上がらせて、自分を守っています。感情が沸き上がった時に、感情を押さえつけようとしてもなかなか収まりません。
「ああ、こういうときには、この感情が沸き上がる私なのだ。」と思うしかありません。
湧き上がるのは、仕方ありません。
大事なことは、できる限り早く感情の高ぶりを抑えることです。感情が高まっていると、判断力が鈍り、思わぬ結果を招くことになります。早く冷静な自分を取り戻す努力をします。
できる限り早く感情を抑えるには、深呼吸が役立ちます。
その場を離れて、深呼吸をします。
例えば、トイレに駆け込むのもよい方法です。
深呼吸をし、落ち着いてきたら、自分に意識を向けます。
・この感情は、体のどの辺りに強く出てきたかな。
(胸?下腹?頭?肩?・・・など 探ります)
・以前に同じように感情が沸き上がった時は、いつだったかな。
(例えば、怒りの感情が起きた時を思い出す。)
自分を見つめている自分が現れると、冷静な自分になっています。
その時には、「私はどんな時にこのような反応をするのか。」に気づくことがあります。自分を知る機会です。
決して自分を責めないでください。
好んでそのような自分になったわけではありません。
受け入れるしかありません。
抵抗しているとなかなか収まりません。
次に同じような場面に出会ったら、「そうだ。こんな私なんだ。」と
受け入れます。
繰り返し、このような自分見つめをしていると「感情がそろそろ湧き上がるだろう。」と感じたり、「こんな場面になれば、必ずこんな感情が沸き上がるから、こんな場面にならないように対応しよう。」と予防したりすることができるようになります。
自分を見つめることが、感情のコントロールに役立ちます。