「この子のこれが許せない!」の本当の原因は親の◯◯
この記事は公式サイト内のブログより転記
自称、子どもの心の代弁者!
子育て感情トレーナーの高澤です。
前回の記事は
お読みになりましたか?
内容をかいつまんで書くと、
かつて私は、、、
・
・
・
・真顔タイプ
・文章はドライ
って側面はあるけど
・柔らかい物腰
・むしろ弱い印象
のミサキさん(仮名)に
なぜか「怖い!」を感じていた私。
されたことも見たこともないのに
ヒステリックに罵倒され、
非難されるイメージが拭えない。
だから会う予定がなくても
今日にもメールやLINEが
来るんじゃないかと不安。
その怖さのレベルは
明らかに場に合わない強さ。
それはもう不安を越えて
恐怖に近いレベルでした。
それをどうやって乗り越えたか?
今回はそんなお話です。
まずはうまくいかなかった方法。
・「事実じゃない!」
「ただのイメージ!」
と自分に言い聞かせる
↓
ミリレベルも効果なし( ̄▽ ̄;)
・共通の知人に怖い気持ちを語る
↓
むしろ優しいミサキさんを
知ってるから「ありえない!」と
一蹴されておしまい_| ̄|○
・なるべく会わないように
しようと回避を試みる
↓
かえってメールやLINEが
届きそうで怖さが増加(><)
何もかにもうまくいかず。
でも怖いのはしんどい!
どうしましょ。。。
で、結局はなにを
どうしたかと言うと、
まずは前提の整理。
↓
↓
↓
そもそも「怖い!」は
身体の過剰反応。
もっと言えば
脳の興奮、交感神経の覚醒
(闘争逃走モード)
による反応。
出来事をどうこうするとか、
考え方を変えるとか、
人に話して済むとか、
そういったものではありません。
この前提に沿って
次の2つに取り組みましたよ。
①「怖い」の大元を探索して
そのときの感情を消化
②身体の過剰な「怖い!」反応を
緩めるエクササイズ
まずは①から。
頭に薄ぼんやりと
浮かんでいるミサキさんの
ヒステリック罵倒を敢えて
ありありとイメージしました。
しばらくすると
幼少期の記憶が蘇ってきました。
それは、
酔った父に殴られた翌日に
キッチンに立っている母。
私は9歳くらいかな。
そのときの顔は
生気がない無表情。
脆くて今にも
崩れ落ちそうな印象。
それが可哀そうで
なだめようとする私。
すると
「つらい」「別れたい」
と言って嘆きが始まる。
あまりに言うから
「別にいいよ」
「僕は大丈夫だよ」
と答える。
すると
「お前が小さいから別れられん!」
と言ってまた嘆く。
いつもと同じ光景に
うんざりした私は
「じゃあ僕がおらんくなれば
いいっちゃろ!」
と強い口調。
するとですね、、、
・
・
・
*顔が豹変して
*ヒステリックに泣き叫び
*「お前は冷たい!」
「ひどい!」と批判
もうね、
どうしていいかわからない。
子どもなりに必死に
母を助けようとしているのに
逆に責められて。。。
泣きたいのはこっちだよ…
って感じでした。
↑
*ここに未消化の悲しみあり!
でもね、そのときは
怖さのほうが勝っていて
悲しみには気づいてなかったんです。
ヒステリックに責められて怖い。
それだけでなく
このままだと母が壊れそうで怖い。
いなくなりそうで怖い。
9歳の私には
抱えきれない恐怖心でした。
でね、話を戻しますと、
ミサキさんのイメージはこの
過去の母とぴったりフィット。
その当時の「怖い!」が
再現していたわけです。
ここで必要なことは
その未完了の恐怖を和らげ、
当時の悲しみを癒すこと。
ということでまず
当時の場面をありありと
イメージしました。
それを第三者的に眺めていると
その子(昔の私)があまりに
可哀そうすぎましてね。
いろんな慈悲の声掛けを
せずにはいられませんでしたよ。
・どれほど怖いだろうか
・9歳の子には過酷すぎること
・母の不幸は君のせいではない
・むしろ助けようとしている勇気
・よくぞ生き抜いた
・これからは(大人の)私が助ける!
etc.
すると不思議と
悲しみが湧いてきて、
ただ涙を流すこと30秒ほど。
するとその悲しみが
スーッと消えてなくなりました。
スッキリですな!
でもまだ
恐れが残っている。
それを消化するには
身体に染みついている
/
怖い!
\
の反応を和らげないといけない。
ということで今度は
ミサキさんが当時の母みたいに
超ヒステリックに私を責めてる
イメージをありありと想像。
それで起こった身体の反応を
しっかりと観察して、
その反応を、、、
*やさしい深呼吸で吐き出す
*吐くときに身体の力を抜く
をやってみました。
すると数分で
身体が感じていた「怖い!」が
スッと消えていきましたよ。
・
・
・
まあこんな感じで
場に合わない不安(恐れ)を
消化することができました。
もしあなたも
当時の私みたいな感じで
場に合わない不安(恐れ)が
あるなら、
先の2つの対処は
必要かもしれません。
ですが、
トラウマ絡みの
可能性がありますから、
自分だけでやろうとすると
対処できない反応がボン!と
湧き出すリスクがあるので、
信頼できる
支援者の手を借りて
取り組むことをお勧めします。
とにかく、
場に合わない過剰な反応は
過去の未完了の可能性が
大きいですから、
現在形の対処だけでなく、
過去からの持ち越し課題も
視野に入れるといいかもですね。
私たち親が楽に生きれれば
わが子へのかかわりも変化します。
それがひいては
わが子の「ラク♪」にもつながります。
世代間連鎖という
負のバトンは自分たちの
世代でぶった切って、
これからは
★喜び
★幸せ
★生きやすさ
といった”いい感じ”の
バトンを渡したいですね。
共にそこ頑張っていけたら
嬉しゅうございますよ(^^)b