「ありのままの私では誰からも受け入れてもらえない」の呪いを解く

高澤信也

高澤信也

テーマ:対人関係セラピー



このサイトを訪れていただき誠にありがとうございます。


昨年より見てくださった方も、今回初めて訪れてくださった方も、ぜひぜひ引き続きよろしくお願いいたします<(`・ω・´)


今回の記事は、公式サイト内のブログに挙げた新年第二号の記事からの引用です。親としてだけでなく、一人の人間として、職業人として、「私を生きていく」ために大切な内容を書いています。


・役割(例;母親)に縛られ苦しくなっている方
・人間関係がずっと重荷の方
・不完全な自分を許容できない方
etc.にぜひ読んでいただきたい内容です。


以下、本編です。

・・・・・


「ありのままの私では
誰からも受け入れてもらえない」



自分のことをそんなふうに
思うことがありませんか?



これは大半の
クライエントさんだけでなく、
私自身もこう固く信じていました。



そのままでは生きていけなくて
受け入れてもらえるよう
人はいろんな努力をするものです。



ちなみに過去の私は
完璧主義方向に走りましたよ。



・失敗ゼロを目指す
・できないことがあれば
 できるように必死に努力
・人より秀でようと懸命
・「ダメな部分」は隠蔽する
etc.



これでできることが
増えるようになった反面、
常に何かに追い立てられて
いるみたいでずっとしんどかったです。



それだけじゃなく、
この生き方を続けた結果、、、

 ・

 ・

 ・


できる自分じゃないと
受け入れてもらえない!


という思い込みまで増やし、
余計にお尻を叩く人生に
陥ってしまいました。



だけど周りを見渡すと
たいして頑張ることもせず
のほほんと過ごす人もいる。



なのにかえって周りから
可愛がられたり愛されたり。



あいつらはただの輩(汗)だ!
と思って腹が立ってしょうがない。



だから逆に

「あいつらとは違う!」
「あんなふうにはならない!」
「もっと!もっと!」

とさらにお尻を叩く日々。



それが正しい生き方と
微塵も疑わずに生きてきた
その結果待ち受けていたものは・・・

ーーーーーーーー
燃え尽き_| ̄|○
ーーーーーーーー



身体が鉛のように重くなり、
布団から起き上がれない。

それと同時に

感情が鈍くなっていき、
食欲がわかなくなり、
自己否定感が強まった。



他にも
景色が歪んで見えたり、
人と会うのが死ぬほど怖くなったり。



どう考えても
異常な状態。



それでも
「べき思考」で尻を叩いて
仕事はやるものの
到底動ける感じにならない。



そうこうしている内に
勝手に涙が滝のように溢れたり、
「死にたい」気持ちが
毎日のように襲ってきたり。



これは尋常じゃないと
人生初で訪れた心療内科で
診察してもらった結果は
「適応障害」



職場環境(上司)への不適応で
発症したうつ病でした。



仕事は休職。



診察と治療を受けつつ
カウンセリングも同時並行。



そこでいろんなことに
気づくことができました。



●「私は受け入れてもらえない」
は子ども時代の我が家で誤って
学習した思い込み(信念)だったこと


●その思い込みこそが
自己否定感の根っこだったこと


●何をどれだけ頑張ろうと、
その努力の目的の大半は
「自己否定感を隠す」だったこと


●だから頑張っても頑張っても
自己否定感が拭えなかったこと


●これまでと同じ生き方を
続けている限りは同じことが
これからも起こるであろうこと



この時はこれまでの努力を
全否定された気分でガチ凹み…。



だけどそれと同時に
生き方を変えていくしかない!
と腹を括る好機になりました(^人^)



これを起点に取り組んだことは、、、

●認知の歪みの修正
(特に「べき思考」の修正)


●人と比べて「自分にないもの」
を見る生き方から、
すでに「自分にあるもの」に
着目してそれを活かす生き方へ


●「人ができることは自分もできなきゃ!」
という『足し算の生き方』から
「好きじゃない・苦手・大事じゃない」
ものを捨てていく『引き算の生き方』へ


●人の期待なんて知らん!
その代わり自分に「どうしたい?」と
尋ねてはその声に応えていく


●どんなにまずい行動をしても
絶対に存在だけは責めない
(行動は反省して改善するけど)



中でもハードルが高かったのは



●「ダメな自分」を隠さず
逆にどんどんオープンにする
(弱点も欠点も丸出しっす!)



超怖いですよね( ̄▽ ̄)



これやった結果は
どうなったと思いますか?



ダメな部分を晒してしまうと
「めっちゃディスられる!」
「ゴミ扱いされるかも…」
なんて思ってたんです。



実は俺、、、

「できる風に装ってたけど、
劣等感の塊なんだよね」

「堂々としてるように
見えてたかもしれんけど、
意見する時ビビりすぎて
おしっこちびったこともあるし」

「『自分を責めるな』なんて
偉そうに言ってたけど、本当は
自分にダメ出しばっかしてたよ」

「対等なふりしてたけど、
本当はいつも嫉妬してたし」



清水の舞台から
飛び降りるくらいの勇気で
「ダメな自分」を明かした
結果は異次元レベルの反応でした。

 ・

 ・

 ・

「うん。知ってたよ」
「てか、みんな知ってるし」
「バレてないって思ってたの?」

ですって( ̄▽ ̄)



明かしたことで
眉を顰める人や距離を取る人も
いるにはいましたが、

大半の人は
逆に親近感を強めてくれて
より仲が深まりました(*≧∀≦*)



「これまでの努力は
一体なんだったのさ!」
と自分に腹も立ちましたが、

お陰で「ダメな自分」を
隠す必要がなくなって
グッと楽になれました。



肩の荷が降りるって
こういうことを言うんでしょうね。



逆説的ですが、

*ダメな自分
*弱い自分
を隠すほどに人は離れ、

*ダメな自分
*弱い自分
をオープンにするほど
人とつながることができる。



お陰で気づいたんです。



「完璧な自分」
を目指していた自分は
頑張っていたわけではなく、

人から悪く思われることに
怯えまくっているだけの
勇気がくじかれた人間だったことに。



さらに気づいたことは、
「ダメな自分」
を晒すことこそが勇気であり、
そこに人は惹きつけられるって。



さてさて
新しい年の到来です。




今年こそは
生きやすい人生にする!




これを達成したいなら、

「ダメな自分」
をありのままに受け入れる。

その自分を隠さず
人にオープンにしていく。



これが秘訣みたいです。



理想の自分にならなきゃ!
なんて不毛な目標は
きれいさっぱり手放して、

勇気は必要ですが
もうそろそろ


この私で
この私を
生きていく!




こっちに少しでも
近づいていけたらいいですね♪

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

高澤信也プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

高澤信也
専門家

高澤信也(心理カウンセラー)

カウンセリングオフィス トリフォリ

「私が子どもをダメにしてしまう?」と心配なママ・パパへ 〜 “自分らしく“生きる子に育つ!子育て感情セラピーで親育ち&子育てをサポートしています。

高澤信也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

「子育て力」をはぐくむカウンセリングのプロ

高澤信也プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼