子どもの心の傷とその影響②
こんにちは。
子育て感情トレーナーの高澤です。
子育てに悩みは付きものですね。
「全然言うこと聞いてくれない!」
「いらないことばっかりする!」
「自分のことしか考えてない!」
子育て家庭のあるあるではないでしょうか。
わが家もなんやかやとトラブルございます(汗)
子育て歴が長い親御さんともなると、
10年単位で子育てに悩んでいる…
なんてこともあったりします。
ところでこの「悩み」、
ある程度で解消されずに
長期化するには理由があります。
その理由は
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「問題」と「悩み」が混同されている
悩みと問題は別物ではあるものの、
実は仕組みは全く同じで、
【「理想」と「現実」のギャップ】
によって生じています。
しかしこの二者は区分することが可能です。
それが「変えられるもの」なら”問題”、
「変えられないもの」なら”悩み”です。
この二者を見極められないと、
「変えられないもの」を変えようとし、
「変えられるもの」を変えようとしません。
すると、苦を伴った「悩み」が
必要以上に苦しみを伴う「苦悩」へと
変質していきます。
この二者は仕組みは同じでも
実態は似て非なるものですから、
対処法は大きく異なります。
まずは「問題」。
これは「変えられるもの」ですから
行動で変えていけばOKですね。
たとえばこれはわが家の事例。
息子には夏休みの宿題は
毎日コツコツやってもらいたい。
(最終日にチェックは大変ですし)
しかしやらんのです。
「やりなさい!」と言っても
返事だけして全然やりゃしない。
例年、夏休み最終日に
大泣きしたり逆ギレしたりしつつ
徹夜になっているというのに。
「お前は学習能力ゼロか!」
と毎度言われているのに(涙)
ですが、ここで
「どうしたら彼は毎日やるか?」
に囚われると、、、
「問題」が「悩み」
に変質します。
だって、言われたときだけやって、
結局はコツコツやらないんですもの( ̄▽ ̄)
そこで夫婦で話し合った結果、
こんな結論が導き出されました。
「この子は、コツコツは、できんぞ!」って。
そこで夫婦で考えました。
悩みと問題を切り分けました。
コツコツやってほしいけどやらない。
わが子と言えど変えられない。
ということはここに留まるほど
悩みが「苦悩」レベルに変質していく。
だったら
「変えられないものは、変えられない」
と受け容れるのみ。
これが「悩み」への対処です。
しかしそのままだと
ちょいとしんどい。
ということで問題にも対処しました。
ここでいう「問題」とは
日々コツコツやらないことに対する
イライラという感情。
これは私たち親の感情ですから、
自分たちで変えることができます。
その結果ここもお陰さまで
無事解決できました。
ということで「悩み」を解決するには
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1)「変えられる」or「変えられない」を見分ける
2)変えたくても「変えられない」ことで 生じる
苦しい感情を消化する
3)その上で「変えられない」という
事実を受け容れる工夫をする
4)「変えられるもの」はどうやったら
変えていけるかを『考える』。それを行動に移す
これが「悩み」を消化し、
考えるを通じて「問題」を解決
していける流れになります。
事例は比較的簡単な部類の案件でしたが、
より苦しみを伴うものでも流れは同じです。
たとえば
・自分の子どもなのに嫌で仕方ない
・非協力的な夫には憎悪を感じる
・身勝手な妻の態度が非許容レベル
・うちの毒親がどうしても許せない
こういった苦しみは夏休みの宿題とは
比べ物になりませんよね。
だけど、そうであっても、
流れはやはり同じなんです。
変えられない他者を変えようとするのでなく、
「変えられない」という事実を受容する。
その上で
「変えられる自分」を変えていく。
とっても高いハードルかもしれませんが、
そこにこそ生きやすさがありますよ。
でもひとりでは大変ですから、
仲間・味方をもとめてくださいね。
友人でも、
自助グループでも、
カウンセラーでもよいですから。
健闘を祈ります!