自己肯定感の対極に位置する「シェイム」という生きづらさの中核
前回のコラムでは
●子育てにつきものの「イライラ」(怒り)を5秒で解放する方法
をアップしました。
アップしたのはよかったものの、
その方法に取り組む前の大切なお膳立てを
書き忘れていることにさっき気づきました。
ということで今回は
その大切なお膳立てをお届けします。
怒りへの対処のお膳立て。
言わばステップゼロはズバリ、、、
*「怒りを感じていい」
怒りという感情を感じることを
自分に許可するということです。
一般的には
「怒りは我慢しなきゃ!」
と考えられがちですから、
許可だとまるで正反対ですね。
ですが、そもそもイライラという
小さな怒りの火を大火事にまで
悪化させる要因こそが、、、
「怒ってはいけない!」
という【禁止】なのですから。
怒りという感情を禁止する
↓
抑え込むと身体の内側の圧力が高まる
↓
にもかかわらず禁止でしのごうとする
↓
圧がほどなくピークを超えて爆発…
これが小さなイライラの火が
大火事にまで広がっていく仕組みです。
だからこそ、
一見正反対と感じられる
*「怒りを感じていい」
と許可を出すことが必要なのです。
怒りという感情に許可を出す
↓
抑え込まなければさほど圧は高まらない
↓
怒りの【表現法】を考える余裕が生まれる
↓
怒りを感じながらも
その場にあった表現を選択できる
怒りという感情を感じることを許可できると、
前回お届けした「怒り5秒リセット」の練習が
より一層効果を発揮してくれますよ。
そもそも怒りは感情。
悪いものではありません。
怒りが問題になるか否かは
その「表現の仕方」次第ですから。
「怒りは感じていい」
「表現の仕方だけ工夫すればいい」
ここが怒りリセットの起点です。
最後に
今回の内容と前回お届けした内容を
まとめてお届けします。
①怒りを【感じること】を自分に許可する
(注:「怒りをぶつけること」への許可ではないですよ)
②怒りが湧いた瞬間に自分の中に怒りがあることに気づく
③身体のどこでどのように怒りを「身体の中に留めているか」に気づく
③その「留めている部分」をため息+脱力して緩める
子育てにイライラはつきものです。
それを無くそうとか、
感じなくしようとすればするほど
悪循環にハマってしまいます。
まずは
「怒りは感じていい!」
から始めるだけでもOKではないかと思いますよ。
ということで
今回も健闘を祈ります!