安心安全のために床はすっきりと
片付けコンサルタント&自分整理ナビゲーター&
アドラー心理学ELMトレーナー・スマイルリーダーの
宮崎佐智子です。
(遺品整理士でもあります。)
いつもご訪問いただきありがとうございます。
「親が認知症になり、ホームに行かれて
家の片付けをしていますが、どこから
手を付けていいのか・・・
一人では、どうにもできません。」
そんなご相談を、数年前から多くいただいています。
もう自宅には戻ってこないだろうと思われるご両親。
(とても悲しいことですが、私の実家の父も突然
倒れて、入院→ホームに入り自宅に戻ることは
もうないかと思います。)
家のモノはそのままの状態で、ホームに入居される方も
少なくありません。
父のようにある日と突然やってきたら、なんの準備もしないまま
ホームに入り、自分のモノを片づけることはもうないのかと思います。
本当は、元気なうちに、判断力があるうちに
ご家族で一緒に片付けをしておく方がいいのですが、
まだ元気だから大丈夫。
そう思っているうちに、あれよあれよという間に、
父のように、ホームに入居することになる方も多いでしょう。
また、わかってはいるけど、なかなか手をつけられないまま
そのままの状態で、月日が流れてしまったという方も
多いでしょう。
どちらにしても、そのままの状態でぞっと放置しておくわけには
いかないのが現状ですね。
40~60代の方で、ご自分と旦那様、双方のご実家の片付けと
ご自分の家の片付けと、3軒の片付けに何年もかかっているという方も
いらっしゃいます。
親の家を見て、自分の子どもたちにはこんな大変なことを
させられない、そんな思いから、自分の家も今から
片付けておこうと思われて、同時進行で3軒の片付けを
されているという方もいらっしゃいました。
急に片付けをしようというと、喧嘩になるかもしれません。
一緒に片付けの講座を受けてみると、前進できるのでは、
と片付け講座に親子でご参加してくださった方方のご感想をお聞きするたび、
感じています。
親の家の片付けでとても大事なこと・・・・聞くということです。
まずは、親御さんの心・頭の整理のお手伝いをしてみませんか。
いきなり、モノの片付けを始めると抵抗があるかもしれません。
親御さんの想いやこれからの事などを聴くことから始めましょう。
親御さんがどんな気持ちで過ごしているのか
どんな暮らしをしたいと思っているのか
家族のことをどう考えているのか
これからの自分の人生をどう考えているのか
単にモノの片付けと言っても、モノだけでは終わりません。
モノは自分の過去を表しています。
自分が今まで手に入れて一緒に暮らしてきたモノ
今までの自分を表しています。
眼の前の状態は、今現在の心・気持ち・感情の現れです。
そこと向き合うことはとてもつらいこともあるでしょう。
眼をそらしたいこともあるでしょう。
反対にとてもうれしいこともあるでしょうし、
楽しいこともあるでしょう。
家族それぞれの想いに触れることができる「片付け」
気付きがたくさんあると思います。
コロナ禍の中、家族時間がたくさんあるのではと思います。
家族みんなで、家の片付けをやってみませんか。