ゴルフ4 R32の本革シートが擦れて困っています。修理して違和感なく塗装してください。
旧車の本革シートのリペアや補修でよくあるご依頼です。
今回のお悩みは希少なBMW635CSIの本革シート擦れひび割れです。
福岡市西区の自動車販売店の方よりご相談がありました。在庫しているBMW635CSIですが、内外装を仕上げている途中で本革シートの劣化の補修は自分たちではどうしても出来ないので一度確認してもらいたいです。
BMW635CSIの本革シートの状態は、年数がかなり経過している割には革自体の柔らかさや柔軟性が残っている状態で驚きました。旧車になると革が固くなりバサバサした状態になっている個体も多く今回はそうではないので安心です。
本革シート全体にひび割れが発生したり擦れによる下地の革が見えており全体的にくたびれた印象を受けます。ボディ外装はキレイだけど本革シートがくたびれているのは商品価値としても下がるかもしれません。
リペア内容について打ち合わせをした結果、下地の革の白く見える部分がキレイになれば大丈夫です。との回答でしたのでその方向でリペアをさせていただきました。
BMW635CSIの本革シートのリペア補修方法
1.施工範囲をクリーニング
2.劣化したヒビや割れに充填剤で埋める
3.周囲と違和感がないようにサンディング
4.調色しスプレーガンで塗装する
ビフォーアフター
黒色の本革シートですので、ひび割れや擦れた箇所が白く目立ちます。この白くなっている箇所が黒くなるだけでもかなりイメージが変わると思います。
運転席と助手席本革シートのリペア完了です。個人的な完成後の印象ですが、長年大切に手入れをしてきたような本革シートになったかと思います。
これからも価値が高くなっていくばかりのBMW635CSIです。新しいオーナーとの出会いを期待しています。