HOYA最高級レンズ・極の特徴
先日、『テレビから手元が見れば良いので、中近レンズのメガネがほしい』
とご来店がありました。
結果的には中近ではなく、遠近の短累進で要望に沿うことができました。
本当の目的は?
最初はテレビから手元と言われていたものの、結果的に、パソコンから手元が主体で、
その上でテレビが見れたらいいということでした。
パソコンからテレビなら近々レンズがあるため、
それなら中近レンズならいいだろうという
考えだったそうです。
視力測定後、仮枠で中近のテストレンズを入れてみると
パソコンとスマホが少し見えづらいということで、
すっきりしないと。
結論として、中近レンズでは、要望に沿えないという結果となりました。
中近で駄目だった理由
テレビからスマホまで見るためには、中近レンズは良いレンズと思います。
中近レンズの特長としては、累進帯長が長いことにあります。
累進帯長が長いということは、度数変化が緩やかであり、
度数変化が緩やかなら、ユレ・歪みが抑えられ、
慣れやすい人が多いかなと思います。
また、遠用ポイントでは若干度数が抑えられるため、
遠近レンズと比べると、遠くの視力が若干落ち、
ちょうど、テレビの距離が見えやすくなります。
ただ、仮想のパソコンとスマホの位置で、文章を読んでもらったところ、
頭を動かして、あまり視線とレンズの位置に差がなかった状態でした。
頭を動かして視線をあまり動かしておらず、
加えて、中近レンズは累進帯長が長いため、度数変化も緩やかです。
そのため、パソコンとスマホの距離では、
度数がほとんど変化していないと仮説を立てました。
そういう理由で短累進の遠近をいれたところ、パソコンとスマホの距離は問題なく見え、
テレビも普通に見えるという事になりました。
短累進の遠近レンズの欠点
同じ遠近レンズで、同じ度数、同じ加入度の場合、
累進帯長14mmと、11mm(短累進)では度数の変化に差があります。
短累進の方が早く度数変化するため、当然、ユレ・歪みは強くなります。
ユレ・歪みが強いということは、慣れにくい、違和感がある、気持ち悪いなどの
問題につながることがあります。
今回は、視線を色々と動かしても、違和感や気持ち悪さがないということでした。
元々、設計グレードの高いレンズを選ばれる方なので、
テストレンズで問題なければ、大丈夫だろうということで、
短累進を提案することとなりました。
まとめ
遠近でも、中近でも、近々でも、調光や偏光など、
お客様の考えと、実際に効果のあるレンズが違う場合があります。
使用目的がある場合は、じっくりと眼鏡店で相談に乗ってもらったらよいと思います。
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