メガネの形直しやフィッティング、ネジ締めは自分しても良い?
縁なしフレームを選ばれるお客様から、
レンズはできるだけ薄い方が良いと言われた場合、
どちらが良いか判断が難しいときがあります。
最初に言っておくと、縁なしフレームでも簡単にレンズが割れるモノではないです。
あくまでも、フルリムやハーフリムと比較しての話になります。
薄形レンズ?
薄形レンズとは屈折率1.6以上を指す場合が多く、
標準のレンズの屈折率は1.5となります。
この屈折率は光を曲げる度合いであり、数値が大きいほど、光を曲げやすい、
つまり、レンズにおいては、同じ度数なら薄くできるということとなります。
現在のレンズの大半は、屈折率1.6のレンズが基本となっているため、
薄形レンズ以上の薄さになってます。
眼鏡専門店で屈折率1.5のレンズをわざわざ使用する理由はないし、
屈折率1.6のレンズを薄形レンズと言い替える必要もないと思います。
縁なしフレームに適した屈折率はどれ?
正直、強度の方にとって、レンズが薄いということは、
見た目のメリットもあるし、望まれている部分だと思います。
特に、縁なしフレームは、そのレンズの厚さが顕著に出ると思います。
でも、レンズが薄過ぎる場合は、レンズの欠けや割れにつながることがあります。
そのため、薄ければ良いという考えよりも、
度数に応じて適切な厚さが残るようにしておいた方が良いと、個人的には思います。
ただ、これは度数やPD、プリズムによって、部位の厚さが異なるため、
正直やってみないとわからないところもあります。
眼鏡店なら、ある程度は、想定ができるため、
このあたりは購入店に相談すると良いと思います。
ただし、縁なしフレームは、簡単に割れるモノではないものの、
フルリムやハーフリムなどの同じ大きさのフレームよりは、
どんなにレンズが厚くても、比較すると割れやすいことだけは、理解してください。
それでも薄い方が良い
それでも薄い方が良いというお客様は当然おられます。
現在のレンズのほとんどは、樹脂であるため、ある程度の弾力と硬さがあります。
そのため、何もしなければ、薄くても割れることは少ないと思いますが、
それでも、強い衝撃が加わると割れることがあります。
眼鏡店が、屈折率や度数、PD、プリズムなどを鑑みて、
薄いレンズを勧めてないのに、薄いレンズを求められるなら、
強い衝撃や力によっては割れる可能性があることを覚悟していただけると、助かります。
まとめ
縁なしフレームは、通常利用している限りでは、簡単に割れるモノではないです。
ただ、フルリムやハーフリムと比較するならば、割れやすいと思います。
レンズが薄い方が良いという要望はわかりますが、
あまりにも薄いと、割れやすいことも考えられるため、
購入前に厚さなどを確認してもらうと良いと思います。
次は、『お客様と話して、伝えるのが難しいなと思うこと』について



