フレームの材質について(金属)
『メガネを掛けている人を見たら、それがどれくらいのフレームかわかる?』
と、知人を含めて良く質問されます。
パッと見ただけでは分からないフレームもある
テレビや公共交通機関、街中、会合など、様々な場面で
メガネを掛けている方は見かけますが、そのフレームがどのくらいのものか、
分かる場合が多いと思います。
デザインや作りに特徴があるブランドが多く、また素材でもわかりやすいと思います。
後は、フィッティングの仕方などで、
受け渡し時に調整していなかった可能性があると感じると、
フレームもそれくらいかなと思うことも。
ただ、100本中100本あたる訳でもなく、なんとなく、『このブランドかな』と思う程度です。
また、最近では、ハイブランドのデザインを真似たフレームも多くなっているため、
眼鏡に関わる仕事の人か、眼鏡が好きな方でないとわからない場合もあると思います。
どこで品質を見ている?
正直、たくさん見てきた結果、なんとなく分かるようになっているのだと思います。
あえて、細かく言うとすると『素材』『作り』『デザイン』などが上げられると思います。
樹脂フレームの場合、素材の光沢や、テンプルの金属芯の有無でわかりやすいかと。
素材がウルテムなら、アセテートやセルロイドに比べて光沢が悪くなります。
また、ウルテムは金属芯が入っていないことが多くあります。
セルロイドはウルテムと同様に金属芯が入ってませんが、素材の光沢が違います。
これはアセテートと、金属芯が入っているウルテムと比べても同様です。
また、ハイブランドになると、磨きの工程数が違うので、
それも違って見える要因かと思います。
金属フレームなら?
金属フレームについては、素材ではよくわかりませんが、
『作り』や『デザイン』でわかりやすいブランドもあります。
ブランドは、『丈夫』『デザイン性がある』『作りが良い』『高い』『安い』など、
それがもつイメージであり、つまりは、『このブランドならこのくらいの質がある』
『このブランドはこういうデザインだから好き』などの好みにつながります。
そのため、テレビを見ながら、『このメガネはアンバレンタインっぽいな』
『ラフォンっぽいな』『ルノアかな』『ジャポニスムだと思う』など、
自然と近いブランドが頭に浮かぶことがあります。
ただ、これは樹脂フレームでも同様です。
フィッティングの状態を見る?
ハイブランドになると、ブランド側もお店を選んでいることが多いため、
きちんとフィッティングしてお渡ししていると思います。
例えば、『顔にくっつきすぎ』『傾いている』『鼻眼鏡になっている』
『テンプルの曲がり具合がおかしい』など。
ただ、これについては、お渡しした後に、形くずれしていても、
そのまま使っている方も多いため、一概ではないです。
形くずれしている状態では、見映え的にも機能的にも問題はあるので、
『購入店に持って行って、フィッティングし直してもらえれば良いのに』
と思うことはあります。
まとめ
メガネを見たら、どのくらいのフレームかは分かることは多いと思います。
これは眼鏡に関わる人だけでなく、眼が肥えている方なら、
感覚的・経験的にわかるという感じかなと。
もちろん、パッと見た感じで、高そうに見えるフレームもあります。
正直なところ、フィッティングできないメガネは、
壊れやすいし、保証できないしで、持ち込まれると結構困るので、
フィッティングや形直しで他店で購入して持ち込まれるメガネでなければ、
高くても安くても、質が良くても悪くても、
その人にとって、目的と価格と品質などが合っているなら、良いかなと思います。
もちろん、価格を度外視して良い条件であれば、良い方が良いに決まってます。
ただ、自分自身も、目的や要望などが合えば、安い服も使えば、高い服も使うし、
割引品のモノも買うし、欲しいものにはお金をかけます。
メガネに限らず、どんなものでも、自分の目的・要望などに合っていればそれで良いのかなと。
そのため、購入時には、ご自身の要望と予算、使用環境などを含めて、
色々と相談してみると良いと思います。
次は、『眼鏡店は視力測定などを無料と言って良い?』について



