樹脂フレームは寒いと縮む?
メガネフレームで金を使っているものがあります。
金を使っていると言っても、18金・金張り・金メッキと色々あります。
そのため、金メッキを18金と勘違いされて安いと感じたり、
金張りを金メッキと勘違いされて高いと感じられるお客様もおられます。
今回は、金メッキと金張の違いについて。
金メッキと金張りの違い
金メッキと金張りは、製造方法以外では、その厚さに違いがあります。
金メッキは、主に電気的に薄い金の膜をコーティングしたものになります。
厚さは数ミクロンから、厚くても20ミクロン以下と思います。
金張りは、主に熱と圧力で厚めの金の膜をコーティングしたものになります。
厚さは20ミクロン以上になるものの、それ以下もあるとは聞いてます。
金メッキよりも、金張りの方が摩耗に強いため、
長い間、外観を損なわずに使用することができると思います。
ただ、当然のことですが、価格的には金張りの方が高くなります。
表記に注意
よく言われるのが、
『この18金のフレームは安かった』と言いながら、
フィッティングなどでメガネを持ち込まれることがあります。
多分、本当に価格的に安いのであれば、18金ではなく、
金メッキや金張りである場合が多いと思います。
メガネフレームには表記があるので、表記が削れてなければ、それを確認すると良いです。
18K(K18)なら18金、18KGF(K18GF)なら金張り、
18KGP(K18GP)なら金メッキということです。
『K』の位置の違いは、国産か、海外産の違いだそうですけど、
個人的には18Kの方が言い慣れてしまってるので、自分のように混同して使っている人が多いと思います。
ちなみに、14Kは金の含有量が少なくなってますが、18Kより耐久度が高いと思います。
軽い18K、安い金?
お客様の中には、『この18金のフレームは軽くて良い』とか、
18KGPのフレームを見て『金なのに安い』と言われる方も。
18Kのフレームが軽い場合は、18KGFか、18KGPか、偽物か、中が空洞になっているかです。
また、18Kは圧倒的に高いし、金張りの方が金メッキよりも高いので、
価格と、表記と、重さを確認してもらったらと。
多くの場合、物やサービスというものは、価格相応となってます。
高い物は高い理由が、安い物は安い理由があるので、
信用できる行きつけの店を作るか、納得するまで疑問について質問してみるのか、
自分で物を確認する眼と知識を身につけるかで、
良い買い物につながると思います。
自分の場合は、疑問について質問し、品物を確認した上で、
要望と価格を擦り合わせてます。
といっても、全部が全部、自分で確認することは難しいので、
信頼できる店を見つけることが一番良いと思ってます。
まとめ
・金張りと金メッキの違いは、製造手法と厚さの違い
・金張りの方が金メッキより耐久度は高い
・14KGFの方が18KGFより耐久度は高い
・18K・金張り・金メッキは違うもの
次は、『眼鏡店によるフィッティングの違い』について



