樹脂フレームを温めすぎると?
今回、福岡にて日本のアイウェアブランド『ジャポニスム』『ベセペセ』の展示会がありました。
展示会といっても、予約制の商談会みたいなものですが、コンセプトや作りなどについて細かく聞ける機会になってます。
『ジャポニスム』『ベセペセ』について
『ジャポニスム』といえば、専門雑誌によく載っているので、
メガネが好きな方ならよく聞くブランド名と思います。
多くの著名人が愛用しているため、そのファンの方から問い合わせがあることもしばしば。
コンセプトは『実用を疎かにせず、本質をデザインする』『造形の美しさを追求する』『期待と驚きをデザインする』。
『ベセペセ』も同様に、よく知られているブランドの一つ。
コンセプトに『メガネでメイクする』とあるように、女性に人気の高いブランドです。
当店の場合、弱視治療用のため子どもにメガネを掛けさせるなら、
できるだけ可愛いメガネが良いということで、子ども向けのベセペセキッズの問い合わせが多くあります。
今回の新作について
今回の新作の特徴として、『エラストマーを使用したクッション機構』は面白いと感じました。
エラストマーは哺乳瓶にも使用される樹脂で、弾力性もあり、当たりが軟らかくなります。
また、水分により肌に吸着しやすい鼻パッドは、触った感触にざらつきがあったので、
水分が含まれることでより密着し、肌に吸着しやすくなってるのかなと。
コンビフロントも組子で合わせたものがありました。
通常、コンビフロントは、溶着・圧着するものとおもってましたが、
組子という技法を持ちいったのは面白いなと。
ベセペセでは、偏光パールのテンプルをフレームに採用されており、
角度で光沢が変わって見えるのが特徴かなと。
そのほかにも
『組子のワンポイント』『枯山水をイメージしたテンプル』
『張り合わせではなく、組子で合わせたコンビフロント』『手すりによる2色金属のような風合い』
『シートスプリングの改良』『偏光パールのテンプル』『シートスプリングの改良』など、
それぞれに特徴のあるフレームがありました。
今回の展示会についても、収穫のあるものでした。
次は、『レンズカラーの特長』について