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ジャポニスム・ベセペセの2023年秋展示会

豊福祐史

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テーマ:意外に知らないフレームの話

今回、福岡にて日本のアイウェアブランド『ジャポニスム』『ベセペセ』の展示会がありました。
展示会といっても、予約制の商談会みたいなものですが、コンセプトや作りなどについて細かく聞ける機会になってます。

『ジャポニスム』『ベセペセ』について

『ジャポニスム』といえば、専門雑誌によく載っているので、
メガネが好きな方ならよく聞くブランド名と思います。
多くの著名人が愛用しているため、そのファンの方から問い合わせがあることもしばしば。
コンセプトは『実用を疎かにせず、本質をデザインする』『造形の美しさを追求する』『期待と驚きをデザインする』。

『ベセペセ』も同様に、よく知られているブランドの一つ。
コンセプトに『メガネでメイクする』とあるように、女性に人気の高いブランドです。
当店の場合、弱視治療用のため子どもにメガネを掛けさせるなら、
できるだけ可愛いメガネが良いということで、子ども向けのベセペセキッズの問い合わせが多くあります。

今回の新作について

今回の新作の特徴として、『エラストマーを使用したクッション機構』は面白いと感じました。
エラストマーは哺乳瓶にも使用される樹脂で、弾力性もあり、当たりが軟らかくなります。
また、水分により肌に吸着しやすい鼻パッドは、触った感触にざらつきがあったので、
水分が含まれることでより密着し、肌に吸着しやすくなってるのかなと。

コンビフロントも組子で合わせたものがありました。
通常、コンビフロントは、溶着・圧着するものとおもってましたが、
組子という技法を持ちいったのは面白いなと。

ベセペセでは、偏光パールのテンプルをフレームに採用されており、
角度で光沢が変わって見えるのが特徴かなと。

そのほかにも
『組子のワンポイント』『枯山水をイメージしたテンプル』
『張り合わせではなく、組子で合わせたコンビフロント』『手すりによる2色金属のような風合い』
『シートスプリングの改良』『偏光パールのテンプル』『シートスプリングの改良』など、
それぞれに特徴のあるフレームがありました。

今回の展示会についても、収穫のあるものでした。

次は、『レンズカラーの特長』について

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専門家

豊福祐史(眼鏡小売店)

株式会社とらや眼鏡店 メガネのとらやG-room

顧客の要望や好み、ライフスタイルに合った納得の眼鏡をお勧めしています。仕入れでは、フレームのデザインはもちろん、細かい点までもチェック。視力測定や加工などは、国家資格の1級眼鏡作製技能士が対応します。

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