Mybestpro Members

川端伸二プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

壁と天井のクロスの選び方

川端伸二

川端伸二

テーマ:【内装】クロスの張替

壁紙よりも明るいクロス

天井用クロスと壁用クロスは、別々に考えるのではなく、トータルコーディネートで選びましょう。

天井は直接、照明が当たらないため、実際の色よりも暗く見えるものです。
したがって、天井クロスは壁紙よりも明るい色を選ぶと、お部屋が明るく、かつ広く見えます。
逆に天井クロスを壁クロスより濃い色にすると、落ち着いたムードになります。

一般的には天井クロスの色は白系が多いです。部屋が広く見え、明るくなるからです。ですからリビングなどには白系、または壁よりも明るい色をおすすめします。天井が低い場合も、白いクロスを張ると高く見える感じがします。

さらに床→壁→天井と、明るい色に移行していくと安定感が出て、天井が高く見える視覚効果が得られます。

また、壁と天井に同じの無地の壁紙を使うと、境目がなくなり、スッキリとした印象になります。「白は明るすぎる」と感じる場合は、少し色を入れたものが良いかもしれません。表面がツルツルしたものではなく、凹凸のある素材をおすすめします。

壁紙よりも暗いクロス

寝室などのプライベートルームやトイレなどをシックにまとめたい場合は、天井クロスの色は壁の色よりも濃い色を選ぶと良いでしょう。ただし濃すぎると圧迫感を感じますので注意が必要です。天井はストライプなどの方向性のある柄は不向きです。また、あまりにメリハリの効いた柄を選ぶと、目にちらついて眠れなくなりますので、落ち着いたトーンで大柄のものを選ぶか、もしくは無地を選ぶのが良いと思います。壁クロスに柄物を使う場合は、天井は無地にしたほうが無難です。

色は広がると明るくなる

天井のクロスも壁のクロスも、次の張り替えまで長く使うものですから、個性的なものよりも、飽きのこないベーシックなものをおすすめします。

色はカーテン、家具、照明などでも取り入れることもできますので、それらに合わせやすい色を選ぶと良いでしょう。

注意したいのは、色は面積が大きくなるほど明るく見えます。10㎝四方のサンプルで、ちょうど良い色だと思っても、壁一面に広がると、思ったよりも白っぽく見えるものです。サンプルで選ぶ場合はイメージよりも濃いものを選ぶように心がけると、ちょうど良いかもしれません。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

川端伸二
専門家

川端伸二(建築家)

株式会社 ジェイ・テック

長年培った清掃のプロの目で、デザイン性と掃除のしやすさのバランスを考えたリフォームを提案。リフォーム後も、洗剤選びや掃除の仕方などのサポートが充実し、アフターフォローも安心。

川端伸二プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

完成後の暮らしやすさまで考えたリフォームのプロ

川端伸二プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼