観光列車の個室空間をつくる「透かすデザイン」

松岡順子

松岡順子

テーマ:車両用(JR九州)

観光列車の個室間仕切りガラスにサンドブラスト加工を施工。
組子をモチーフにしたモダンデザインを採用。
視線をやわらかく遮り、光と気配を調整するガラス設計。



観光列車の個室空間をつくる「透かすデザイン」


公開できない案件にこそ、技術が詰まっている


現在、観光列車の個室に使用されるガラス建具の
デザインブラスト加工を制作しています。

詳細な情報や写真は公開できませんが、
こうした案件だからこそ、設計の考え方が重要になります。

車窓 観光列車 30+3

組子をモチーフにしたモダンデザイン


今回のデザインは、日本の伝統的な組子をベースにしながら
現代空間に合うよう再構成されています。

幾何学のリズムと抜け感を活かし、
ガラスの中に“軽やかな構造”をつくっています。

完全に隠さないという設計


背景ブロック
■ 視界のコントロール
・外からは中の様子がぼんやりと分かる
・中からは明るさと開放感が保たれる
・人の気配だけがやわらかく伝わる


▼ 完全に遮断しないことで生まれる「安心感」
▼ 光と気配を通すことで生まれる「上質さ」

このバランスが、観光列車の個室に求められています。

ガラスで空気をデザインする


サンドブラストは単なる加工ではなく、
空間の質を整えるための技術です。

▼ 光をやわらかく拡散する
▼ 視線の強さを調整する
▼ 空間の印象をやさしく整える

模様の密度や配置によって、
居心地そのものが変わります。


観光列車は「移動手段」ではなく
「体験する空間」として設計されています。

その中でガラスは、仕切りでありながら
空間演出の一部でもあります。


意識されない仕事が、印象を決める


このガラスは強く主張する存在ではありません。

しかし、

▼ 落ち着く
▼ やわらかい光
▼ 上質に感じる

そうした印象を、無意識に与えています。

見えない価値をつくる仕事


公開できる情報は限られていますが、

▼ 設計の考え方
▼ 空間との関係性
▼ 技術の役割

こうした部分に、本当の価値があります。

サンドブラストは
単なる加工ではなく、
空間をつくるための技術

であることを実感する仕事です。


この記事で紹介した理化学ガラス器具への名入れ・サンドブラスト加工も承っています。 ・記念品 ・ノベルティ ・研究室ギフト ・表札 ・ウェルカムボード
詳しくはこちら

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松岡順子
専門家

松岡順子(ガラス工芸)

株式会社 クライミング

贈る相手や用途に合わせて、完全オリジナルで制作。世界にひとつだけのガラス作品で、特別な空間を演出します。

松岡順子プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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