JR九州「36ぷらす3」の個室空間を彩るデザインガラス

松岡順子

松岡順子

テーマ:車両用(JR九州)

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JR九州「36ぷらす3」の個室空間で使用されているデザインガラス。
組子をモチーフにしたサンドブラスト加工で、光と視線をやさしく調整します。
観光列車の上質な空間づくりを支えるガラスデザイン事例をご紹介します。



JR九州「36ぷらす3」の個室空間を彩るデザインガラス


2025年にリニューアルされたJR九州の観光列車「36ぷらす3」。

6号車はグリーン個室へと生まれ変わり、より特別感のある列車旅を楽しめる空間となりました。
今回、その個室空間に採用されているデザインサンドブラストガラスを制作しました。


動画内に個室空間が紹介されています。
実際の雰囲気はこちらからご覧いただけます。

【リニューアル】JR九州「36ぷらす3」再始動!グリーン個室化された新6号車を紹介


組子をモチーフにしたデザイン


今回制作したガラスデザインは、日本の伝統的な組子をモチーフに、
和の趣を残しながらも現代的な空間に調和するよう、模様のバランスや抜け感を意識されているようです。

ガラスは透明な素材ですが、模様の配置や密度によって空間の印象は大きく変わります。
単に装飾するだけではなく、列車内で過ごす時間そのものを心地よくするためのデザインだと感じます。

完全に隠さないという考え方


個室空間ではプライバシーが大切です。
しかし、完全に遮断すると圧迫感が生まれます。

今回のデザインは、


・外からの視線をやわらげる
・車内の明るさを保つ
・人の気配を適度に感じられる
・開放感と安心感を両立する

という点を重視されていると思います。

見えすぎず、見えなさすぎない。
その絶妙なバランスが素晴らしいなと製作しながらうっとりしていました。

サンドブラストは空間をつくる技術


サンドブラスト加工というと、文字や模様を彫刻する技術として知られています。

しかし実際には、


・光をやわらかく拡散する
・空間の印象を整える
・視線の強さをコントロールする
・居心地の良さを生み出す

といった役割も担っています。

観光列車は単なる移動手段ではなく、「旅そのものを楽しむ空間」です。
その中でガラスもまた、空間演出を構成する大切な要素のひとつです。

見えない価値を形にする仕事


豪華観光列車では、シートや木材、照明などに注目が集まります。
けれど空間全体の印象は細かな素材の積み重ねによって生まれています。
私たちが手掛けたデザインガラスも、その一部として旅の時間を支えているのだと思います。

強く主張することはなくても、
「なんだか落ち着く」
「上質な雰囲気を感じる」
そんな印象づくりに貢献できているなら、とても嬉しく思います。


サンドブラスト加工によるデザインガラス製作を承っております。
店舗・施設・住宅・記念品・理化学ガラス器具への名入れなど、お気軽にお問い合わせください。


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松岡順子
専門家

松岡順子(ガラス工芸)

株式会社 クライミング

贈る相手や用途に合わせて、完全オリジナルで制作。世界にひとつだけのガラス作品で、特別な空間を演出します。

松岡順子プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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