家族会がなぜ必要なのか②

中光雅紀

中光雅紀

テーマ:解決のための視点

いったい何が起こっているのか?

これまでの家族会では、参加された方が涙を流しながらお話され、

帰るときには少し笑顔を取り戻して帰られる、

そんな場面をたくさん見てきました。

同じ立場の方と話し合うことで、気持ちが軽くなり、

元気を分け合えるのです。



子どものことでどうしたらいいのか分からず、

不安や戸惑いを感じている親御さんは少なくありません。

「どうしたらいいのだろう…」と一人で悩む前に、

まずは一緒に

「今、何が起きているのか」を知ることから始めませんか。

心のよりどころを見つける

子育てや家族の問題に直面すると、どうしたらいいか分からず、

気持ちが押しつぶされそうになることがあります。

そんなときに支えになるのは「心のよりどころ」です。



どんな家庭にも困難は訪れます。

けれども、その経験を通して、

問題の解決や家族の絆の回復につながる学びを

得ることもできます。

一人では見えなかったことが、仲間と話す中で

少しずつ見えてくるのです。

辛さを力に変えていく

私たちは

「つらい経験の中からも、人は学びや成長を得られる」


という考え方を大切にしています。



たとえば、子どもの笑顔。

それは決して当たり前のことではなく、

本当にありがたいことです。

笑顔が失われたとき、そのありがたさが身に染みて分かります。



親がすべて完璧にできていなくても、

笑顔を見せてくれること自体が、大きな支えになります。

そんな小さな「ありがとう」を見つけることで、

気持ちが少しずつ前向きになり、

学ぶ姿勢も自然と育っていきます。

安心して話せる場

〈たらちねの会〉では、

不登校やひきこもりの問題を理解し合い、

共に学ぶ場を用意しています。



また、座談会〈うぶすなの庵〉では、

車座になって自由に質問や思いを語り合えます。

「同じ状況だからこそ話せること」

「人の話を聞くことで得られる安心感」

がここにはあります。

家族会で得られること

参加することで得られるのは、次のような体験です。

1. 分かちあい

 同じ立場だからこそ、痛みや不安を共感し合い、

 支え合うことができます。

2. ときはなち

 心にためていた思いを話すことで、気持ちが軽くなり、

 自分を責める気持ちから少しずつ解放されます。

3. ひとりだち

 子どもの自立を支えるために、

 親自身も一歩を踏み出す力が育っていきます。

事態をありのままに受け入れられるために

〈たらちねの会〉〈うぶすなの庵〉は、

どちらも無料でご参加いただけます。

毎月第2・第4日曜日に開催しており、

遠方の方にはオンラインで学べる〈和(やわらぎ)塾〉もあります。

「一人で悩むより、まずは話を聞いてみたい」

そんな気持ちで、どうぞ気軽にお越しください。

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中光雅紀
専門家

中光雅紀(不登校・ひきこもり支援者(家族心理教育コンサルタント))

NPO法人地球家族エコロジー協会

トラウマの視点からひきこもりの原因を見える化していくアプローチを行い、そのもがきのプロセスから人間としての成長を果たし、ひきこもりから脱却。新しい自分に生まれ変わるような変化をサポートしていきます。

中光雅紀プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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