Mybestpro Members

青柳尚史プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

激変しつつある日本、そして世界

青柳尚史

青柳尚史

テーマ:将来の日本

最近、私自身、落ち込んでいる。

世界が、そして日本が、いろいろな意味で大きく変わってきていると思われる事象が、毎日毎日いろいろな形で起こっている。そしてそれは、これまでの平和な社会、少なくとも私自身が生きてきたこの45年あまりでは、考えられないことである。

今年は、特に、変だ。おかしい。何かがおかしい。具体的な事象もあるのだけれど、なにか、感覚的に胸騒ぎがしてならない。

2月末のロシアによるウクライナ侵攻に始まり、世界的な経済の大混乱、それによって、さらに日本経済の先の見えない低迷、コロナの終わらないショック、そして、今日、安倍元総理の銃撃事件・・・。

この頃、「平和」というワードについて、考えている。子供の頃教えられた「平和」の意義。そして、国際秩序を守るという意味での「平和」。またそのリーダーシップとなるべき「国際連合」の在り方など、いろいろな疑問が一気に噴出している1年になっている。

昨日までは、世界的な問題としてとらえていたが、今日は違った。安倍元首相の銃撃事件・・・。これは、民主主義に対する挑戦という、生易しい言葉では表せないものだと思う。

例えるなら、学校の校則にあてはまるかもしれない。校則の範囲を逸脱した生徒が出たら、また校則をさらに厳しくしていく・・・この繰り返しが、今、日本全体で起ころうとしているのではないか?

私たちの日常生活にも影響を及ぼしかねないこの事件。

日本だからこそ、安倍元首相は、あの状態で街頭演説ができたのだ。昨日までは。これからはできなくなる。それどころか、街頭演説を見に来た人も、ボディチェックをされても文句は言えないだろう。日常における犯罪も、横行しかねない。一般人が元首相を銃撃できるんだから、何でもできるはず・・・という発想は、あり得る話だ。

そうなると、治安維持体制も大きく変わることになる。私たちの日常は、さらに窮屈なものとなるかもしれない大事件なのである。

もちろん、この蛮行を行った愚劣な人間の動機や背景を詳しく調べないと、なんとも言えない部分も多々あるが、直感的に悪い方向に向かうのは、目に見えている。

今の子供たちの将来を危惧する立場において、悪いニュースばかりが入ってくるのは、残念なことだし、正直心が折れそうになる瞬間もある。

明らかに、私たちが子どもの頃だった20世紀後半とは、「平和」というワードのとらえ方そのものが変化しているように、なにか、とてつもない大きなものが、人類にとって、よくない方向に、大きく舵をとっているような感じがしてならない。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

青柳尚史
専門家

青柳尚史(学習塾経営)

寺子屋二葉理系塾

保護者の費用負担を抑える入塾金無料、授業料の上限設定と、学びたい人への学習機会の提供に工夫。生徒の個性と自由な発言を尊重する授業スタイルで、生徒のいいところ、人間性を引き出し、生きる力を育みます。

青柳尚史プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

未来を生きる子どもたちの学力と人間力を育むプロ

青柳尚史プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼