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「学力と人間力の育成」をテーマに、生きるための実践力を育む“現代の寺子屋”

未来を生きる子どもたちの学力と人間力を育むプロ

青柳尚史

青柳さま正面
教室

#chapter1

私語や飲食も自由な授業スタイルから、自発的な学びの意欲を引き出すユニークな進学塾

 「当塾は、進学塾としてはユニークかもしれません」と話すのは、福岡県福津市の学習塾「寺子屋二葉理系塾」の塾長・青柳尚史さん。各クラス10人までの少人数制で進められる授業は、飲食や私語もOK。時折笑いも沸き起こる独特の雰囲気です。
 
 「お互いに一人の人間として尊重するフラットな関係であるために、細かい規制はなるべく設けないようにしています。子どもたちは自分にとって有益な情報には、しっかりと聞き耳をたてていますよ」
 自由な会話の中から、学校のホットな話題やテレビ、ネットニュースで注目の問題について、活発な議論が飛び交うこともあるそうです。

 入塾金は無料。授業料には上限を設けるなど、費用に関しても規格外。想定以上の出費の心配がありません。兄弟割引といった各種割引制度を導入し、保護者の負担を極力抑える工夫を凝らしています。
 
 中学・高校受験を控えた小学5年生から中学3年生を中心に、小学生では算数・国語・英語の3教科、中学生では理科と社会を加えた5教科を指導。学校での授業の進捗や一人一人の希望とレベルに合わせたカリキュラムで、成績アップをサポートします。

 現在通う生徒は、ほとんどが地元校区内のため、特化した定期試験や受験対策などに無駄なく取り組めるのも特徴です。2017年の開校以来、毎年多くの卒業生を志望校へ導いています。
 「また『学力と人間力の育成』をテーマに、社会の動向にも関心を促しながら、将来の人生設計につながるような、総合的な生きる力を育み鍛えることに力を入れています」

#chapter2

「学力だけでは社会で通用しない」と痛感、心折れる体験から人間力の強化を意識

 青柳さんは小学生の頃、同級生の中になじめず、環境を一新するために、私立の有名中学校への進学を選択します。受験に備え、高学年になってから通い始めた塾では、思わぬカルチャーショックがあったそうです。
 
 「休み時間のちょっとした世間話なんですが、既に在籍していた塾生が繰り広げる会話レベルが高く、衝撃的でした。私が全く知らなかった世の中の出来事について、みんな独自の考えを持っているんです。勉強には自信があっても、社会で生きていくにはそれだけでは何の意味もないと、思い知らされました」
 刺激を受け、教科書以外の情報にも目を向けるようになったことは、多彩な分野に興味を広げる絶好の機会になったと振り返ります。

 折しも、世界的な経済の低迷期に突入。当時、サラリーマンの多くが体験したように、青柳さんも、長引く不況の影響を少なからず受けることに。
新卒入社した企業では、社会構造の転換期のゆがみと過酷な職務に翻弄されます。
 「仕事を続けるうちに精神的なバランスを崩してしまいましたが、当初は誰にも言えませんでしたね」
 学生アルバイトも合わせると、塾講師や家庭教師歴は長く、学科指導のスキルも現場経験も持ち合わせていた青柳さん。心の病気をカミングアウトし、立ち上がる活力に変えて、会社員生活に見切りをつけました。

 挫折により痛感した「より実践的な人間力強化の重要性」を意識し、学力や知識を提供するだけではない「現代の寺子屋」づくりを目指します。

教室授業風景

#chapter3

学び方&生き方相談の窓口を開設、前向きに生きるヒントを伝える場に

 天体に憧れを抱き、大学では地球惑星科を専攻した青柳さんでしたが、講義はほぼ地質学に関する内容だったとか。また鉄道ファンでありながら、パニック障害を経験してからは人混みでの「乗り鉄・撮り鉄」も難しくなったと言います。
 そんな自身の歩みを振り返り、「想像していた未来と現実が異なるのは、よくあること」という言葉にも実感がこもります。

 「一つの事象で世界秩序が変わるように、ちょっとしたきっかけで、自分をとりまく環境も変わってしまいます。しかも変化のスパンは年々短くなってきています。人生のスタートラインに立つ子どもたちが、どんな事態に直面しても慌てない力を蓄えるために、今何ができるかを考えずにはいられません」

 新たな取り組みの一つとして、これまでに、親世代から青柳さんのもとに寄せられてきた数多くの戸惑いの声に応える相談窓口を開設。
塾生の家族に限定せず、ホームページやSNSを活用して、有用な学習方法や上手な時間の使い方、進路や就職、ビジネスなど、自分の道を切り開くノウハウを共有するべく準備を進めています。
 
 「子どもたちや親御さんに伝えたいのは、自分でつかもうと手を伸ばすことが、変転する未来を生き抜くエネルギーとなるということ。時代にのみ込まれることなく、幅広い視点から物事を読み解く習慣を身につけてほしい。“読み・書き・そろばん”のみならず、生きるために必要な知恵を伝授した『寺子屋』の精神を忘れずにいたいですね」

(取材年月:2022年5月)

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青柳尚史

未来を生きる子どもたちの学力と人間力を育むプロ

青柳尚史プロ

学習塾経営

寺子屋二葉理系塾

保護者の費用負担を抑える入塾金無料、授業料の上限設定と、学びたい人への学習機会の提供に工夫。生徒の個性と自由な発言を尊重する授業スタイルで、生徒の自発的な知的欲求を引き出し、生きる力を育みます。

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