「マル付け病」の蔓延と治療法
お子様の勉強がどれくらいできるのか???
特に、小中学生のお子様をお持ちの方々、不安ですよねぇ。
もちろん、勉強以前にスポーツや芸術系で非凡なセンスをもっている子供さんもたくさんいらっしゃいますし、その部分を引き出すことが大変重要です!
ご両親が経験なくても、意外な才能を発揮するケースも多々あります。お子様の好きなこと、興味があることをつかむことが、大切ですね。
しかし、いずれにしても、最低限の常識、学力は欲しいものです。
それでは、どの部分を見ればいいのか???
学力の本は算数(数学)にあり!
よく、「主要5教科」といわれる「国語、算数(数学)、社会、理科、英語」ですが、何がいちばん重要なのか?あくまで、義務教育の範囲内ですが、個人的には、「算数(数学)」の理解度が、すべての成績に影響すると考えています。
ただし・・・・国語と英語の力というのは、学力だけでは測れません。これらは、学問であると同時に「言語」ですから、要は「使えるかどうか」が問題となってきます。ここでは、あくまで「学力」としての「国語」、「英語」を考えます。
やはり、算数(数学)は、算術といわれるように、計算方法が基本となってきます。しかし、同じ計算方法を使うにしても、「文章題」となると急に不得意になるケースは、よく見られます。
こここそ、まず第1のポイントとなります。すべての教科に共通することですが、「何をきかれているのか?」、「何を答えればいいのか?」、「どのように答えればいいのか?」
が問われています。
これらの文章題ができるか否か!が、学力アップのポイントになります。
次に、算数(数学)で必ずお目にかかるのが、「図形」の問題です。これは、三次元の問題も、テキストには二次元で書いてあるので、実際に頭の中でイメージできるかがポイントになってきます。これが第2のポイントになります。
理科にも共通するのですが、公式や言葉を覚えるだけでは意味がありません。「現象」を理解すること
が大事になります。公式などは、どんどん複雑になりますし、専門家でも覚えていないものです。例えば、温度が上がると体積は大きくなるのか、小さくなるのか?といった、ざっくりとした「現象」を理解することが重要です。
これは、英語にも言えるかもしれません。文法や単語をやたら覚えても、やはり言語ですから、場面に応じた使い方をマスターする必要があります。
簡単にいうと「慣れ」ですね。
最後に算数(数学)で最近注目されている分野が、「確率・統計」の問題です。これは、資料をどのように読むかなどの「読解力」にも通じるのではないでしょうか。この分野は、他とは異なり、いろんな質問、場合により、答えが変わっていくことです。最近では、この「確率・統計」分野と、「経済」などを結び付けた研究も多くなされているようです。ものの見方、考え方に大きく作用する内容です。
このように、ざっくりと書いてまいりましたが、算数・数学をしっかりと学ぶことが、重要になってくると思いますし、すべての教科、ひいては、人生のあらゆるシーンで決断が求められた際に、役立つ一つの「スキル」ではないかとも思います。
お子様の成績、特に算数・数学に着目してみてはいかがでしょうか?
試験対策などなど、これからいろいろと書いていきたいと思います。