回転ずし店での迷惑動画で考える労務管理
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。年末年始にインフルエンザに罹った方も多いですね。私の周りでも多くの方がインフルエンザでした。福井県も注意報から警報に変わったので、増えているということですね。一説によると、コロナの免疫とインフルエンザの免疫は全然違うので、今回インフルエンザが流行したという話もあります。休んでいる方のフォローはお互い様ですが早く良くなることを祈っています。
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「40~60代の管理職、役員が20代の頃に体験したこと」としてスコラ・コンサルトが「組織に関するアンケート調査」の結果を発表しました。それによると、
・「上司や職場の人とお酒を飲みに行く機会が頻繁にあった」(46.7%)、
・「職場では残業や休日出勤が当たり前だった」(46.7%)、
・「喫煙所で雑談している人がよくいた」(45.0%)、
・「困難な仕事を乗り越えて成長できた」(40.7%)、
・「上司や先輩の『パワハラ』が当たり前にあった」(35.8%)
が上位に挙がっていました。私も40代なので、あるあるですよね。世の中の流れなので今と昔は違うと認識することが必要ですが、程度問題はどの職場にもあるとはいえ、今の20代はこういう内容を受け入れない傾向が強いと感じています。(人によりますが傾向として)
一方、「40代~60代の管理職に20代の若手社員をマネジメントする際に、困難と感じていること」については、
・「『パワハラ』にならないよう、部下と接する際に気を遣うことがある」(37.0%)
・「『セクハラ』にならないよう、部下と接する際に気を遣うことがある」(25.9%)
・「部下の中でも価値観が多様であり、一律の対応が難しい」(25.4%)
・「仕事のプレッシャーに対してストレスを感じやすい部下がいる」(24.7%)
・「モチベーションを高めることが難しい部下がいる」(23.7%)
という結果となりました。管理職の意識をアップデートすることが必要なのは言うまでもありませんが、一人一人の部下と向き合うこと、部下に応じたマネジメントを行うことが求められています。どうしたら共に成長していけるかを考えることですよね。ここが自分が20代に受けた教育や環境と違う大きな点かもしれません。
その他、各年代から20代・30代にこういう声も上がっています。
・「先輩に仕事を押し付けて自分は定時で帰る姿に驚いた」(20代→20代前半)
・「先輩との会話の最中の相槌として『うん』という子が多い」(20代→20代前半)
・「無断欠勤、欠勤連絡をLINEでする」(40代→20代)
・「社内のルール上決められている手続きを『タイパが悪いからやりたくない』と拒否」(30代→20代)
・「きびしくすると直ぐやめてしまう」(50代→20代)
・「責任者になることを極力避けようとする傾向がある」(50代→30代)
・「新人が突然退職代行で会社を辞めた」(50代→20代)
・「指示待ちで自分の考えで業務を進めようとする姿勢がない」(40代→20代)
・「カラコン、ネイルアートで出社するのは、どうなんだろう」(50代→20代)
・「新入社員が会社の飲み会に参加しない」(60代→20代)
能力が高い20代、30代も多い中、考え方や行動にギャップを感じることはあります。その場合、必要な指導を行うことも大事ですし、考え方を聞くことも大事。価値観の押しつけはいけないし、価値観の押し付けられるのもよくない。大事なのは、やはり対話。自分はこう思う。あなたはどう思うという対話。お互いの考え方を共有することで前に進むことが必ずある。年齢を重ねる、人の上に立つ、常に勉強です。
【編集後記】
インフルエンザの予防接種を受けたこともあり私は今のところ大丈夫です。11月に予防接種したので、2月いっぱいぐらいは持ちますかね。。。