働きやすい職場10選から考える 続き
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。大型の台風10号が日本列島を直撃します。飛行機やJRなどの計画運休も発表されていますが、速度が遅いと被害も大きくなりますし、企業としての対策も立てにくい。自然が相手なので仕方がないですが、ここ数日、何時間おきかに台風情報を確認しています。
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「静かな退職」という言葉を目にしました。連絡が取れないまま、何も言わずに退職することなのかな?と思っていましたが、元々はアメリカから入ってきている表現で「仕事上、定められている責任以上の働きをするという考え方をやめる」こと
日本では、「仕事への熱意を持たず、必要最低限の業務のみをこなす働き方」をさす言葉として使われています。ただし、実際に退職をするわけではなく、退職が決まった従業員のような余裕をもった精神状態で働くことを指していることで、20代を中心に広がりをみせているようです。必要最低限の仕事だけを行う人はいるとは思いますが、日本ではどれくらいいるのだろうと調査した結果がありました。
クアルトリクス合同会社が行った調査によると、日本で「静かな退職」状態になっているのは40代、50代が多い。同社は「静かな退職」を「自発的貢献意欲が低く継続勤務意向が高い人材」と定義し、40代が全体の36%、次いで50代が全体の30%という結果を発表しています。→20代ではない!!
特に一般社員の「静かな退職」の比率が大きいため、役職についていないミドルシニア世代の「静かな退職」が多いということも明らかにしています。(というデータもあるようです)
キャリアアップや仕事へのやりがい、報酬、貢献度、達成感など人それぞれ持っているモチベーションは違いますが、定期的に面談を行い、ライフステージに合わせた仕事への向き合い方、それに合わせた責任、報酬など企業として取り組むべきものもあります。
「静かな退職」これが広がりすぎると、生産性は上がらないよね。企業の取り組み、人事戦略によって改善されます。
【編集後記】
今回の台風10号は雨風共に強く、線状降水帯も発生しているので被害が大きくならないように祈っています。