大学生に聞く働きたい組織の特徴
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。お盆明け、体調を崩されていませんか?巷では新型コロナウイルスの感染が拡がっているようです。「第11波」。免疫を高めることが感染の予防にもつながりますので、猛暑が続きますが夏バテしないように体調には注意しましょう。夏の甲子園もいよいよ終盤ですね。どのチームが勝っても初優勝!(このメルマガ執筆時はベスト4)
【セミナー告知】
毎年10月開催!新入社員フォローアップ研修はこちら
https://synergy-management.co.jp/follow-up-2024/
お申し込みはお早めに。現在24名のお申し込み。
エン・ジャパン株式会が求人サイト「エンゲージ」上で本当の退職理由についてアンケートを実施し、その結果を公表しました。サマリーは以下の通り。
★ 半数以上が、退職時に「会社に伝えなかった退職理由がある」と回答。伝えなかった理由は「話しても理解してもらえないと思ったから」が最多。
★ 会社に伝えた退職理由、第1位は「別の職種にチャレンジしたい」。会社に伝えなかった本当の退職理由、第1位は「人間関係が悪い」。
★ 退職代行サービスの認知度は74%。利用経験は3%に留まる。
詳細を見ていくと、
○退職時に、会社に伝えなかった”本当の退職理由”はありますか?
・54%が「はい」と回答。
○会社に「本当の退職理由」を伝えなかった理由は以下のうちどれですか?
・話しても理解してもらえないと思ったから 46%
・円満退社したかったから 45%
・言う必要がないと思ったから 33%
・引き留められるのが面倒だから19%
○伝えなかった具体的理由・エピソード
・何も変わらないと思っていたし、辞める決心がついていたため伝える意味がないと思った。(20代男性)
・退職以前の面談で、会社に対する不満を言ったことがあったが聞いてもらえなかったため。(20代女性)
・退職を伝える相手が原因だったので言いたくなかった。(20代女性)
・有給取得を申請したところ、理由をしつこく聞かれたり、威圧的な態度で迫られた経験があり、退職時も同様の態度を取られることに懸念があった。(30代男性)
・パワハラを容認している職場なので、伝えても理解されないと判断した。(30代女性)
・退職代行サービスを使って退職したから。(30代女性)
・取引先企業からスカウトされての退職であったため、企業間で問題になる恐れもあり伝えられなかった。(40代男性)
・ネットで調べた結果、会社と自分にとって円満に退職することがベストであると解釈したから。本当の理由がネガティブな場合、話さないことがマナーであると理解した。(40代女性)
・会社がパワハラを認識していたが、対応していなかったため。(40代女性)
○退職時に、会社に伝えた退職理由を教えてください。
・別の職種にチャレンジしたい 22%
・人間関係が悪い 21%
・家庭の事情 21%
・自身の病気・怪我 19%
・給与が低い 16%
・別の業界にチャレンジしたい 13%
・社風・風土が合わない 12%
○伝えなかった、本当の退職理由を教えてください。
・人間関係が悪い 46%
・給与が低い 46%
・会社の将来性に不安を感じた 34%
・評価・人事制度に不満があった 23%
・社風・風土が合わない 21%
・残業・休日出勤が多かった 16%
・福利厚生他、待遇が悪い 15%
本当の退職の理由、予想通りと言えばそうですね。好きな仕事や興味のある仕事でも人間関係の悪化により離職を考え、実際に離職することが多いのはこの仕事をしていたらよく理解できます。同率の給与が低いことについては、業種やその人の貢献度、能力にもよりますので一概には言えませんが、適正給与って誰がどう決めるのでしょうね。評価制度などを導入している企業も多いですが、機械的に難しい部分もありますので、永遠の課題です。
【編集後記】
夏の甲子園、いよいよ決勝ですね。球数制限や夏の暑さ対策など色々と試行錯誤した甲子園ですが球児たちが一番輝ける場所になればいいと思っています。