企業側と新入社員のギャップ「規律性」

2023年6月15日

テーマ：コラム

コラムカテゴリ：ビジネス

おはようございます。福井の社会保険労務士　北出慎吾です。大リーグ大谷翔平選手。20号ホームランを打ちましたね。3年連続20号の大台に乗せ、ア・リーグでジャッジ選手を抜きトップ。（ジャッジ選手は現在ケガで離脱）6月は毎年好調の大谷選手。スポーツニュースが楽しみですね。

東京商工会議所が社会人基礎力を用いて調査した「仕事をする上で特に大事にしたいこと」で興味深いデータがあります。社会人基礎力として大事にしたいことで「規律性」を掲げた企業は33.7％、新入社員は6.4％。なんと27.3ポイントのギャップがあるのです。これは、社会人基礎力の12の質問の中でも最大幅です。
調査結果の規律性は、「社会のルールや人との約束を守る」と記載されていますが、企業側は社会人基礎力の12のうち上位3つの3番目にあげています。
「主体性」72.0％
「実行力」36.8％
「規律性」33.7％
の順です。一方、新入社員の上位3つは、
「主体性」59.1％
「実行力」39.3％
「計画性」27.5％
の順です。もちろん、どれも大事なものですが、新入社員の中では社会人基礎力として「規律性」が一番優先順位が低いという結果なのです。結構これは衝撃で、自分はできていると思っているのか、そこまで大事にしていないのか、また、会社が教えてくれると思っているのか。いずれにしてもこのギャップを企業側は埋める必要があるため、新入社員研修やOJTなどを通して伝えていきます。特に企業独自のルールが存在するため企業としては伝えたいことがたくさんあります。
自由に働きたい。でも、自由に働くには自分を律していないと自由には働けない。そこに一定の規律性が存在します。早めに気づけば規律性も備わってきますね。

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シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社
北出慎吾

【編集後記】
大リーグオールスターのファン投票も大谷翔平選手が指名打者の部門で92万票余りを集めトップだそうです。こちらも凄い！