社内コミュニケーションは業務にどう影響するか
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。今週は急に気温が上がり、事務所内でも車中でもエアコンがフル稼働でした。日中の気温が28度って。4月中旬なのに今年の夏はどうなることやら。。。
今の管理職がどのような意識で仕事をしているのか非常に気になりますよね。株式会社ラーニングエージェンシーは(旧トーマツイノベーション株式会社)管理職意識調査を実施し、その結果を公表しました。調査結果のサマリーでは5つに絞っています。前回では1~3までをお伝えしたので今回は、4と5をご紹介します。
4.管理職の5~6割が「部下の育成」に悩み、必要なのは「リーダーシップスキル」と「人材マネジメントスキル」と回答しています。管理職の目標達成には、部下の成長だけでなく管理職自身のスキルアップも欠かせません。実際、管理職の悩みを3つまでの複数回答で尋ねた質問では、管理職の経験年数にかかわらず「部下の成長」が約5~6割を占めており、管理職に共通する悩みとなっています。同時に、「チーム・部門の運営」も約3割の方に選ばれ、第2位でした。これに対応するように、「管理職として身につけたい知識・スキル」を尋ねた質問では約半数の方が「リーダーシップ(51.5%)」「人材マネジメント(50.7%)」を選択しています。第3位もコミュニケーション力と深い関係にある「論理的思考力(42.0%)」でした。
5.「自己研鑽」に時間を費やす管理職ほど、目標達成度が高い管理職は自己研鑽にどのくらいの時間を費やしているのでしょうか。部門目標や部門計画を達成したことがない管理職では「時間をあてていない」が26.4%だったのに対し、毎年目標達成している管理職で「時間をあてていない」を選んだのは13.3%。目標を達成したことがない管理職より13.1pt少ない結果でした。月間11時間以上を費やしていると答えたのは、目標を達成したことがない管理職で8.0%、2~3年に1回は達成している管理職で12.6%、毎年目標を達成している管理職で21.1%です。さらに目標達成度が高い管理職ほど自己研鑽の時間をより多く確保していることが推察されます。さらに、具体的にどのような自己研鑽をしているのかを複数回答で尋ねたところ、毎年目標達成している管理職は、そうでない管理職よりも「書籍を読む」割合が高く、4割超を占めました。逆に自己研鑽について「何もしていない」を選んだのは「達成したことがない」と答えた管理職が最も多くなっています。管理職は自己研鑽や目標達成のために書籍をよく読む。これは確かに納得できる部分です。自ら勉強し、部下のマネジメントに活かす。大事なことですね。
では、次回は今回の結果をまとめた内容をお伝えしますね。
最近はオンラインでの相談も増えていますので、ぜひこちらから。
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福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
【編集後記】
あっという間に散ってしまった桜。気温もこれからどんどん上がっていきますね。