アンガーマネジメント つづき
おはようございます。
今年のバレンタインデーは日曜日&コロナの影響もあり「義理チョコが売れない」と嘆いていた菓子製造業の社長の話を聴いて、
そういえば、義理チョコはバレンタイン市場の約5割と以前聴いたことがあるなあと感じた福井の経営人事コンサルタント・社会保険労務士の北出慎吾です。
これで福井にまた大雪が降ったら、更に市場が冷え込むなと内心思った次第です。
経営は市場と天気、曜日、色々なものに左右されますから、事前に手を打つべきことはすべきですね。
お客様と打ち合わせをしていると、必ずぶち当たる人材育成の話。
それも新入社員に対してのご相談は後を絶ちません。
その際、「新入社員は何を考えて働いているのですかね?」とご質問いただくこともしばしば。
自分の新人の頃と時代背景や思いが違うので色々なデータを活用しながらお答えすることが多いのですが、
リクルートマネジメントソリューションズの調査(2020年6月発表)によると
「今年の新入社員は、仕事をするうえで何を重視しているのか?」という問いに対して
・「成長」…32.4%
・「貢献」…30.0%
・「やりがい」…18.6%
・「仲間」…16.5%
・「影響」…14.8%
が上位を占めました。
一方、「競争」というキーワードは、最下位となり、ここ10年で下降気味となっています。時代背景が見て取れますね。
また、「職場に求めることは何か?」については、
・「困っている時に互いに助け合う」
・「失敗を気にせずチャレンジできる雰囲気がある」
・「皆が1つの目標に向かって一致団結して進めていく」
・「考えや価値観を押し付けず、互いに個性を尊重する」
・「ワークライフバランスを保つことに理解がある」
が上位となり、貢献する意識は高いこともわかります。
なお、「どのような特徴を持つ職場で働きたいですか?」については、
・「お互いに助け合う」
・「アットホーム」
・「お互いに個性を尊重する」
がランクインされており、ともに「個性」というキーワードが高い支持を得ています。
この結果から、活気があって相互に鍛え合う組織というよりも、アットホームにお互い助け合いながら個性を尊重する職場が求められているといえます。
近年の多様性を尊重する流れや働き方改革、キャリアに対する多様性など新入社員にとっても「個性」というワードは存在感を増していますが、
いつの時代も仲間意識は重要視されていながらも、「個性」というワードが人それぞれ持っているものが違うので、難しい部分はありますね。
新入社員教育や新人との接し方など参考になれば幸いです。
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福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
【編集後記】
フレッシュな人材の加入はいつも組織に活力を与えますが、オンラインだけだとその活力も半減する、やはりリアルだなと感じるのは、古いのでしょうか(笑)
新入社員の気持ちがまだわかっていないのかも知れませんね。