人材育成と人事評価制度
おはようございます。
ようやく除雪から解放されつつある福井の経営人事コンサルタント・社会保険労務士の北出慎吾です。
ビックリしました。同じ福井でも全く雪がないところもあるのですね。
嶺南地方の敦賀、小浜は全くないことに少々悔しさを感じた今日この頃でした(笑)
あと2ヶ月半経てば、新入社員が入ってきますね。
昨年は、予想もしなかったコロナウイルスの影響で入社式を中止したり、教育の仕方に苦労された企業も多かったのではないでしょうか。
今年もその傾向は続き、入社式はオンライン。
教育はリアルとオンラインを併用と考えられているところも多いと聞きます。
株式会社日本能率協会マネジメントセンターが2020年8月に人事担当者に対して行った調査では、新入社員に関する現状について、新入社員の同期や先輩、上司などとの関係構築が課題と考えている人事担当者が72.6%にものぼりました。
例年であれば、学生から社会人への移行や基本のマナー・スキル取得が主要課題として挙がっていたことからも、2020年は大きな変化が見られた年といえます。
また、オンラインによる作業が中心となったことや、人対人のやりとりを減少させざるをえなかったことが原因で、仕事に対するやりがいや成長実感の持たせ方に難しさを感じている人事担当者も多かったようで、教育制度の見直しに着手する人事担当者からの相談も多く上がりました。
今回、定着率が高い会社が行っている新入社員へのフォローをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
【1.個別に話す時間をつくる】
最近の新入社員は、仕事で困ったことがあっても、上司に気を遣い、自分から面談を依頼することはほとんどありません。
そのため知らず知らずのうちにストレスを貯めこんでしまうことがあります。
上司や先輩が個別に話す時間を設けることで、新入社員が抱えている悩みを聞き出し、一緒に解決に向けた対処法を考えることが重要です。
誰かに話すことですっきりしたり、同じ境遇を先輩が経験しているというと、かなり楽になります。
リアルで話をすることが難しい場合はオンラインでも結構です。
【2.会社のビジョンを伝える】
社内で話をする機会が減れば、対話を通して、仕事へのやりがいや達成感を味わいにくく、モチベーションが減少することが多々あります。
そのため、会社のビジョンを伝えたり、所属するチームが持つ使命を共有したりすることが重要です。
経営者が会社のビジョンを伝える機会はありますが、新入社員にはなかなか伝わらないことが多くあります。
朝礼やミーティング時などチームや全体が集まる場所でビジョンを上司や先輩が繰り返し伝えることで、新入社員のモチベーション低下を防ぐことができます。
【3.仕事内容や働き方について肯定的な評価を積極的に行う】
オンラインの仕事やコミュニケーションが減ってくると仕事内容が分断されることが多く、新入社員は自分の仕事がどのように会社に貢献したのか、また、自分の仕事がどのように評価されているのが非常に見えにくくなります。
特に新入社員は、上司からどのように見られているかを気にするため、積極的に良い点を見つけて評価するようにしてください。
ただし、改善点も指摘し、あなたの成長を強く後押ししている点も忘れないで下さい。
新入社員の育成、定着、戦力化は企業の根幹となります。
2021年入社の新入社員の活躍を期待しています。
人に関するご相談にぜひ協力させてください。
私自身も組織づくりに頭を悩ませている一人です。
一緒に成長企業を作っていきましょう!
最近はオンラインでの相談も増えていますので、ぜひこちらから。
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福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
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【編集後記】
除雪するためにはスコップ。
大雪になってからでは遅いのです。予備としてスコップ新たに新調しました(笑)