自立型人材とは!
2018年に入り、国会の動きが慌ただしくなっています。
安倍首相は施策方針演説の中で働き方改革について
次のように述べています。
少々読みにくいかもしれませんが、原文です。
●「働き方改革」を断行いたします。
子育て、介護など、様々な事情を抱える皆さんが、
意欲を持って働くことができる。誰もがその能力を発揮できる、
柔軟な労働制度へと抜本的に改革します。
戦後の労働基準法制定以来、七十年ぶりの大改革であります。
長年議論だけが繰り返されてきた「同一労働同一賃金」。
いよいよ実現の時が来ました。雇用形態による不合理な
待遇差を禁止し、「非正規」という言葉を、この国から
一掃してまいります。
所得税の基礎控除を拡大する一方、サラリーマンなど特定の
ライフスタイルに限定した控除制度を見直すことで、
働き方に左右されない税制へと改革します。
我が国に染みついた長時間労働の慣行を打ち破ります。
史上初めて、労働界、経済界の合意の下に、三六協定でも
超えてはならない、罰則付きの時間外労働の限度を設けます。
専門性の高い仕事では、時間によらず成果で評価する制度を
選択できるようにします。
「新たな働き方を開発すれば、大手に負けない戦い方ができる。」
若いベンチャー経営者が私に語ってくれました。
テレワークや週三日勤務を積極的に導入することで、
家庭の事情で大企業を辞めた優秀な人材を集めることに成功しています。
働き方改革は、社会政策にとどまるものではありません。
成長戦略そのものであります。ワーク・ライフ・バランスを
確保することで、誰もが生きがいを感じて、その能力を思う存分
発揮すれば、少子高齢化も克服できるはずです。
新しい時代を切り拓く「働き方改革」を、皆さん、共に、
実現しようではありませんか。
まとめると、
・同一労働、同一賃金
・非正規雇用の排除
・長時間労働の是正
・時間によらず成果による評価の導入
・テレワーク等の柔軟な働き方の確保
・ワークライフバランスによる能力発揮
・生産性向上
ということがお分かりいただけます。
ある経営者の方と話をすると
「うちは大手企業ではないからなかなか難しい。」
「中小企業でできることは限られている。」
という話を聞きます。
確かに一気にすべてのことを導入するのは難しいでしょう。
ただ、会社経営として必要なことは、
「世の中に必要とされる会社をどう作るか」
「働く社員の幸せをどう実現するか」
ではないでしょうか。
そのために生産性向上を通して社員の給与アップを
図ることは必要不可欠な課題となります。
働き方改革は、業績アップの必要なツールと考えて頂くと
できることから始められます。
ぜひ実現していきましょう。
私もできる限りのご支援はさせて頂きます。
【編集後記】
プロ野球のキャンプインが始まると、春が近いなあと
感じる時期です。まだまだ福井は寒いですし、今朝も
道路が凍結していましたが、今できることを愚直にする。
それが1~2か月後に現れてきます。