あなたはわかる?給与明細の見方

北出慎吾

北出慎吾

先週末の新入社員研修が終わり、ほっとしていますが、
あなたの会社では新入社員に給与明細書の見方を
説明していますか?
社会人3年目までの人にあなたの年収は?
と聞くと、ほとんどの方が手取り×12ヶ月と答えるそうです。
確かに、実際の給与から銀行通帳に入金されるのは
手取り額ですので、手取り×12ヶ月という考えも
わからないではありません。
しかし年収というと
給与総支給×12ヶ月+賞与となります。
(※社会保険上の年収は交通費等を含む。
源泉徴収票の年収は交通費非課税分除く)
一般的には、源泉徴収票を見るとわかりますね。
多くの会社では、給与は基本給と手当が支給されています。
そこから健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料、
住民税、所得税などが引かれ、最終的に手取りとなります。
この仕組みを説明しておかないと、新入社員から
「給与が少ない」
と苦情が入ることもあるかもしれません。
それぞれの保険料は、生活するために必要なものです。
健康保険料・・・けがや病気をしたときの保険給付
厚生年金保険料・・・老齢年金や障害、遺族年金
雇用保険料・・・失業や教育訓練給付金
「社会保険料は、会社も負担しています」
と説明すると給与や人件費に対するも変わるかもしれませんね。
初任給は両親に何かプレゼントしてください!
と新入社員研修では伝えています。
ぜひ給与明細書の見方説明してあげてください。

福井の社会保険労務士 北出慎吾
https://kkr-group.com/

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北出慎吾
専門家

北出慎吾(社会保険労務士)

北出経営労務事務所

顧問契約(労働・社会保険の書類作成、手続き代行)や給与計算業務だけではなく、会社を発展させ、リスクから守る就業規則の作成、人事評価制度の構築や社員研修などを得意としている。返済不要の助成金提案も好評。

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